汚デスクさんに朗報 散らかっている方が人はクリエイティブになれる:米大学調査
いつ見てもデスクの上が汚~い人、あなたの周りにもいるのでは?!汚デスクさんは整理整頓しろと言われるのが常だろうが、案外ほったらかしにしていても良いのかもしれない。というのも最新の調査で、散らかったデスクやオフィスならではのメリットが初めて見つかったのだ。
米ミネソタ大学のKathleen Vohs教授によると、人は雑多な物に囲まれていた方が独創的な思考が促され、刺激を受けて斬新なアイデアが生まれるという。同教授のグループは同じ配置、備品、日当たりの部屋を2つ用意し、被験者の一方には書類などが散らかった汚いオフィスに、もう一方には整理整頓されたきれいなオフィスに別れてもらいいくつかの実験を試みた。
それぞれのオフィスで質問に答えてもらった後寄付をお願いして、退室の際にチョコレートかリンゴのどちらかを選んで持ち帰ってもらった。するときれいなオフィスに通されるた人は寄付の金額が多く、おやつにリンゴを選ぶ人が多かった。が、これに関しては汚いオフィスに通された人も大差ない行動をとったとか。
大きな違いがあらわれたのが次の実験で、「ピンポン玉の新たな使い道を考えて」と指示を出したところ、アイデアの数は双方変わりなかったが、内容の斬新さやクリエイティブな点では汚いオフィスにいた人々に軍配が上がったという。これには「周りが片付いているか散らかっているかだけで、こうまで違うとは!!」と同教授も驚きを隠せない。尚、くだんの論文は学術誌『Psychological Science.』に掲載されている。
汚デスクさんは既製品より新製品を好み、慣習に囚われない姿勢をみせるのも特徴だそう。ちなみにデスクの上は常にきれいという方もご安心あれ、生理整頓されたデスクは健康的な食事を促し、寛大さと慣例遵守の姿勢へと導いてくれる。
2013年08月08日 07:07
「これに関しては汚いオフィスに通された人も大差ない行動をとったとか。」は間違い。きれいなオフィスに通された人は、汚いオフィスに通された人より、寄付の額は多く、おやつにリンゴを選ぶ傾向が高かったというのが正しい。