<広島1-7阪神(7日)>広島は7日、阪神戦(マツダ)と対戦したが、先発の大竹が大乱調。制球が定まらず、5回には新井良に2ランを浴びるなど5回5失点でKOされてしまった。
これで5月22日の西武戦以来、勝ち星のないベテラン右腕。前田健に続く先発の柱としての期待がかかるだけに早く調子を取り戻したいところだ。
打線も3回、菊池の適時打で1点を取るのが精いっぱい。結局1―7で敗れ、連勝は2で止まった。
大竹の持ち味であるはずの“粘り”がなくなってしまった。初回、四球から二死二塁のピンチでマートンに適時打を浴びてあっさり先制点を献上。3回には坂の犠飛、4回には大和の適時打などで追加点を許した。
3回までに4つの四球を与えるなど、制球が乱れ、苦しんだ。5回には一死二塁から新井良に痛い一発を浴びて、この回限りで降板。最後まで修正できなかった。
これで2か月以上、白星から遠ざかっている。「勝てていないなかチャンスをもらえているのでできることをしたい」とビデオで投球フォームをチェックするなど必死にもがいているが、なかなか結果に結びつかない。
古沢投手コーチからは「投球の入り方が大事。バランスよくシンプルにやればいい」とアドバイスされた。その通りにしても、走者を出してから粘って抑える大竹らしい投球はなかなか戻らない。「自分の思うボールを投げ切れていない。情けないです」と肩を落とした大竹。前田健に続く先発ローテーションの柱だけにチームとしても痛い状況だ。
打線も元気がなかった。阪神・岩田に対して3回に菊池が放った適時打の1点のみと攻略することができず。先週まで活発だった赤ヘル打線もここ2試合でわずか2得点と湿り気味だ。
守護神・ミコライオが6日の登板中に左でん部を痛めて登録抹消。野村監督も「3~4日かかり投げられない。後ろもこういう状況なので投げられない選手を置いていても仕方ない」と頭を痛めるほど投手陣の台所事情は厳しい。Aクラス入りのために一刻も早く立て直したい。
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