<ソフトバンク1-2ロッテ(7日)>ソフトバンクの武田が7日、ロッテ戦に先発。復帰登板となった7月31日のオリックス戦と同じように、この日も制球を乱し大荒れの投球だったが、6回途中までを2安打無失点でベンチの期待に応えた。4月28日以来の白星はお預けとなったが、この日のピッチングは今後に向けた自信となるに違いない。逆転Vへの切り札として期待できそうだ。
復帰2度目の先発となった武田が6回途中まで苦しみながら無失点に抑えて試合をつくった。
毎回のように走者を背負う投球だった。初回から制球が定まらず、降板するまで6四死球を与えた。「コントロールが荒れていたので、野手のみなさんにも中継ぎのみなさんにも迷惑をかけてしまった」。逆にロッテ打線に的を絞らせず、力強い投球でねじ伏せた。再三のピンチを切り抜けてホームを踏ませなかった。
前回登板の7月31日のオリックス戦では悔しい思いをした。5月19日の中日戦以来、久しぶりの一軍マウンド。2ー1とリードして5回を迎え、あと一死で勝ち投手の権利が得られるところまでこぎ着けながら、右ふくらはぎがつり、緊急降板した。「投げたかったけど、チームに迷惑がかかってはいけないと思った」
足がつって降板するようなことは二度としたくないと、この1週間は対策を練った。これまでは登板前にコーヒーを飲んでマウンドに臨んでいたというが「トマトやバナナを食べます。コーヒーはやめます。カフェインで(水分が)出てしまいますからね」。リベンジに備えた。
前日(6日)には宮崎の先輩投手・寺原が1失点完投勝利。約2か月ぶりの白星を挙げた。「宮崎の先輩の後に続いて頑張る」という言葉通りの結果を出した。
8回にリリーフのパディーヤが追いつかれ4月28日のロッテ戦以来101日ぶりの勝利はお預けとなったが、完全復活へのきっかけは手にした。今季、故障離脱があった寺原と武田の宮崎コンビの活躍が逆転Vには必要不可欠。次戦ではこの日を超える内容で、白星を手にしたい。
9回、パディーヤが先頭・塀内に二塁打を許すと、5番手でマウンドに上がった千賀も打たれて勝ち越され、最後の攻撃は三者凡退。結局得点は長谷川の適時打による初回の1点だけに終わった。打線の元気のなさが気になるところだ。
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