今年１月デビュー　もう大河！！　吉本実憂「軍師官兵衛」で栄姫役

　来年のＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」（岡田准一主演、日曜午後８時）の出演者発表が７日、東京・渋谷の同局で行われ、大型ガールズユニット「Ｘ２１」のリーダー、吉本実憂（１６）らが出席した。吉本は、主人公・官兵衛の嫡男、黒田長政に嫁ぐ栄姫（えいひめ）を演じる。

　昨年８月の第１３回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝き、今年１月に芸能界デビューした期待の新人は、いきなり大河ドラマで女優デビューを飾ることに。「ドラマデビューが大河で光栄。長政の妻として栄姫の思いを伝えたい」と元気いっぱいにあいさつ。「大切な機会なので精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

　ドラマは、豊臣秀吉の天下統一を演出した天才軍師・黒田官兵衛の生涯を描く。吉本演じる栄姫は徳川家康の母方のめいだが、家康の養女に。黒田長政は徳川家とのきずなを深めるため、妻を離縁し、１６歳の栄姫を後妻に迎え入れる…。

　吉本の実年齢と同じ年で嫁いだ栄姫。政略結婚から生まれた夫婦愛などが、見どころになりそうだ。長政は大河ドラマ初出演の松坂桃李（２４）が演じる。

　中村高志プロデューサーは、吉本の起用理由について「すごいフレッシュな方。ドラマはやったことがないので、実力はこれから発揮してもらいます。国民的美少女コンテストでグランプリを受賞したすばらしい原石。大河ドラマで磨いてほしい。新しい原石が輝けば番組も輝く」と今後の開花に期待を寄せた。

　また、速水もこみち（２８）、永井大（３５）、内田有紀（３７）、桐谷美玲（２３）、南沢奈央（２３）、田中圭（２９）らが大河ドラマに初出演。

　速水は民謡・黒田節のモデルとなった母里（もり）太兵衛、永井は官兵衛の幼なじみの母里武兵衛にふんする。

　内田は信長の正室・お濃、桐谷は、ピンチに陥った官兵衛に生きる希望を与える女性・だし、南沢は官兵衛の初恋の人・おたつを演じる。この日、同席した岡田は、居並ぶ出演者らに対し、「一年間は長いですが、皆さん（僕と）仲良くしてください」と呼びかけていた。