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【プロ野球】

虎がマジック7点灯阻止

2013年8月8日 紙面から

◇阪神7−1広島

 先発全員安打の阪神が快勝した。1回にマートンの中前打で先制し、3−1の5回は新井良が11号2ラン。8回は桧山が代打で2点右前打を放って突き放した。岩田が6イニング1失点で約3カ月ぶりの2勝目。広島の大竹は6連敗で7敗目。

 プロ初の1番に座った今成の起用が、見事に的中した。初回、大竹から四球を選んで出塁。大和のバントで二進し、2死からマートンの中前タイムリーで先制のホームを踏んだ。この先制点で主導権を握ると、和田監督が柔軟に組んだ打線が、着実に加点。先発全員の12安打で7得点と完勝し、巨人のマジックナンバー点灯を阻止した。

 「1番? 初めてじゃないですか。中学校以来じゃないですか」。1安打2四球で3出塁とトップバッターの役割を十二分に果たした今成は、充実の表情を見せた。

 「試合が始まって考えていた部分はありましたけど、ただ打順が1番だと考えていました。あんまり変えないで早いカウントから振っていこうと思いました」と持ち味の積極性を忘れなかった。

 これで大竹から今季6打数3安打の打率5割。和田監督は「今、状態が良いのはクリーンアップ。その前にランナーをためて回したいという起用。(大竹との)相性なら坂も同じ(試合前まで5打数2安打)。あえて今成を使った」と、チームに勢いを付けてくれる今成の積極性を買った起用と説明した。

 西岡、福留が1軍に復帰するまでは、今成、犠飛で打点を挙げた坂と11号2ランを放った新井良ほか俊介ら、中堅どころの適所の起用がカギになる。総力を挙げて巨人に食らいつく。 (中谷秀樹)

 

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