:2013/08/07 (水) 12:45
今晩18時半に英中銀のカーニー総裁は四半期インフレ報告とフォワードガイダンスについて会見を行う。総裁は7月に就任してから初めての記者会見。フォワードガイダンスについてはオズボーン財務相が中銀内での意見を報告するように要請している。英中銀は7/31-8/1の金融政策委員会でフォワードガイダンスについて協議している。
総裁はカナダ中銀総裁時代、先々の政策金利に関して方針を示すフォワードガイダンスを採用しており、英中銀でも何らかの指針を出すことを望んでいる。ただし、カナダ中銀と異なるのは、英中銀では会合で個人の意見が尊重されること。まとまった意見の集約は難しいかもしれない。コンセンサスとしては近いうちの利上げの可能性は低いと示すこととなりそうだ。基準としてFRB同様に失業率を充てることもあり得る。明確な文言が出るのか、ECBのように長期間の低金利、といったあやふやな文言となるのか注目される。
もう一つ注目されるのは四半期報告。最近の英経済指標は好調な数字が多く、成長見通しを引き上げるようならポンドは買われるだろう。