世界ヒバクシャ展:核被害の現実伝え 広島、長崎、チェルノブイリ、福島写した70点−−相国寺 /京都
毎日新聞 2013年08月07日 地方版
米国による広島への原爆投下から68年がたった6日。相国寺承天閣美術館(京都市上京区)で、写真展「世界ヒバクシャ展」が始まった。広島、長崎の被爆者が過ごしてきた苦難の人生や、旧ソ連のチェルノブイリ原発や福島第1原発の事故など、国内外で長年撮影してきた日本人の写真家6人が、約70点の写真を通じ核被害の現実を語りかけている。9月8日まで。
金閣寺や銀閣寺、京都仏教会などでつくる実行委の主催。伊藤孝司▽桐生広人▽豊崎博光▽本橋成一▽森下一徹▽森住卓−−の6氏が出展している。
伊藤さんは、広島や長崎で被爆し、戦後朝鮮半島に帰った在韓、在朝被爆者らの写真12点を出品した。広島で被爆した韓国人男性の写真はケロイドを写し出し、時間をへても体に痕跡が残っていることを物語る。
伊藤さんは「核兵器が拡散し、新たな被爆者が生まれる可能性がいまだに消えていない。核兵器をなくすために、写真や文書でヒバクシャの実態を記録し次の世代に伝えていきたい」と話している。
午前10時〜午後5時。入場無料。月曜は休み。【松井豊】