長崎原爆の日:9日平和祈念式典 過去最多48カ国参加へ
毎日新聞 2013年08月07日 22時34分(最終更新 08月07日 22時52分)
長崎は9日、68回目の「原爆の日」を迎える。午前10時35分から長崎市の平和公園で平和祈念式典があり、原爆が投下された午前11時2分、遺族、被爆者代表や安倍晋三首相ら参列者約5600人が黙とうする。
過去最多となる48カ国(7日現在)の代表が参加を予定している。核保有国では核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドが初参加予定。米国は昨年に続き2回目で、ルース大使が出席する。来日中のオリバー・ストーン監督も参列する。
田上富久市長は平和宣言で、4月にジュネーブであったNPT再検討会議準備委員会で、核兵器の非人道性に関する共同声明に政府が賛同しなかったことを批判し、核兵器廃絶への積極的な取り組みを求める。
式典はインターネットで同時中継される。【小畑英介】