韓国外交部の来年度独島予算 今年より18%減少

【ソウル聯合ニュース】韓国政府の来年度予算で外交部の独島関連予算が今年より減額したことが5日、分かった。

 韓国国会によると、独島が韓国固有の領土であることを国際的にアピールするための外交部の来年度予算は34億6700万ウォン(約3億520万円)で編成された。今年度の42億3500万ウォンに比べ18.1%少ない。

 来年度の独島予算は、史料、国際法的な対応、領土表記対応の各関連予算から成る。今年度予算に盛り込まれた独島関連広報・広告物、海外シンクタンクの独島研究関連、独島ホームページの外国語版製作などの項目は外された。このうち、独島ホームページ外国語版製作など一部の事業は今年完了する。

 独島予算は領有権をアピールするための事業として、2003年に2億5000万ウォンが初めて配分された。独島をめぐり日本とのあつれきが深まる中、2007年が6億6900万ウォン、2009年が12億1700万ウォン、2011年が23億6900万ウォンと増額が続いた。今年度予算は当初23億2000万ウォンを予定していたが、昨年の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)の独島訪問に日本が強く反発したことを受け、韓国政府内の協議と国会予算審議を経て42億3500万ウォンに大幅増額された。

 来年度予算も、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)を機に日本が挑発の動きを強める場合は増額する可能性もありそうだ。

 一方、日本外務省は2013年度政府予算で、独島を含む領土保全対策費を盛り込んでいる。

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