韓国・慶尚南道で韓国人被爆者慰霊祭=広島原爆の日

【陜川聯合ニュース】68回目の「広島原爆の日」を迎えた6日、韓国南東部の慶尚南道陜川郡で広島と長崎に投下された原爆の犠牲になった韓国人被爆者を追悼する慰霊祭が開かれた。

 陜川原爆被害者福祉館慰霊閣で行われた慰霊祭は、被爆者支援団体「陜川平和の家」と韓国原爆2世患友会の共催で開かれ、平和を願うパフォーマンスや黙とう、慰霊の言葉、献花の順に行われた。

 慰霊祭には韓国人被爆者1、2世と、陜川平和の家の尹汝雋(ユン・ヨジュン)院長ら約300人が出席した。

 尹院長は慰霊の言葉で、「この慰霊祭が国内の被爆者が抱える身体的、精神的苦痛を癒すきっかけになることを願う」と述べた。

 また、出席者らは韓国人被爆者とその2、3世に対する被害の実態調査、および支援のための特別法制定を求める決議文を採択した。

 慰霊祭後には被爆の実態と法的・社会的解決案を討論するシンポジウムが開催された。

 この慰霊祭は日本の宗教団体によって約20年にわたり陜川で開催されてきたが、2011年から陜川平和の家が主催している。

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