各表面処理の工程

ステンレス黒染め「スーパーブラック・BSブラック」の品質保証・検査体制 

 品質保証・検査体制 項目

<工程フローチャート>

 

 

 

入荷(素材)検査 

  製品状態を観察し、それに見合った対処を行います。

  ・キズ、変形、シミ、研磨ムラなどのチェック

  ・汚れのチェックを行い、必要であれば有機溶剤にてワイピング

脱脂処理

  ・脱脂処理を行い、表面に付着している油分を除去します。

洗浄

  ・脱脂材を完全に除去します。

ブラック処理

  ・適切な処理条件をインプットし処理を行います。

洗浄

  ・処理液を完全に除去、PH試験紙などでチェックを行います。

純水洗浄

  ・電気伝導率1μS以下のイオン交換水にてリンス洗浄を行い水

   シミなどの発生を防ぎます。

乾燥

  ・クリーンエアー乾燥またはクリーン熱風乾燥にて不純物の付

   着を防ぎます。

最終検査

  ・キズ、変形、シミ、色ムラなどを目視でチェックを行います。

  <検査機器にて品質の評価>

  ■測色計による色差管理

  ※光学部品などでは

  ■光沢度計による光沢度の測定

  ■光学系部品においては光反射率測定

  などを行っております。

梱包

  ・保護フィルムの貼り付け(建材向けなど)

  ・クリーンペーパーによる梱包

  ・ポリ袋梱包

  などを行います。  ※指定された方法で行います  

 

ステンレス電解研磨・化学研磨の品質保証・検査体制

品質保証・検査体制  項目 

 

<工程フローチャート>

 

 

入荷(素材)検査 

  製品状態を観察し、それに見合った対処を行います。

  ・キズ、変形、シミ、研磨ムラなどのチェック

  ・汚れのチェックを行い、必要であれば有機溶剤にてワイピング

脱脂処理

  ・脱脂処理を行い、表面に付着している油分を除去します。

洗浄

  ・脱脂材を完全に除去します。

酸洗処理

  ・溶接部の焼けを必要に応じて除去します。

電解研磨・化学研磨処理

  ・処理は大きさ・形状・用途、お客様の要望等により使い分けま

   す。

洗浄

  ・高圧ジェット水洗にて隙間に残存する薬液などを除去し、PH

   試験紙でチェックします。

不動態化処理

  ・処理後に生成された不動態皮膜を安定させるために硝酸液に

   浸漬します。(必要に応じて行います)

純水洗浄

  ・電気伝導率1μS以下のイオン交換水にてリンス洗浄を行い水

   シミなどの発生を防ぎます。

乾燥

  ・クリーンエアー乾燥またはクリーン熱風乾燥にて不純物の付

   着を防ぎます。

最終検査

  ・ホワイトグローブ検査を行い、表面上に不純物がないかをチェ 

   ックします。

  ・キズ、変形、シミ、光沢ムラなどを目視でチェックします。

  <検査機器にて品質の評価>

  ■光沢度計による光沢度の測定

  ■粗さ測定

  ■分光光度計による残留イオン・残留油分の検査

  ■重量測定による溶解量の測定

  などを行っています。

梱包

  ・クリーンペーパーによる梱包

  ・ポリ袋梱包

  など  ※指定された方法で行います

※これらの工程は典型的な工程で、製品の品質などによって変更することがあります。受注時に打ち合わせを行い工程を相談の上決定します。 

 

クリーンルーム (クラス1000)

洗浄度の評価
 ステンレス表面の清浄度は、表面に付着している「汚れ(汚染物)」を目視で判定していますが、医薬・製薬・半導体産業等の精密洗浄になってくると、清浄度をあらゆる角度から評価しなければなりません。
よって塵やゴミの付着を防ぐ為、クリーンルーム内で様々な検査を行い、かつクリーン梱包を行います。

 

●クリーンな環境

クリーンブース内がクラス1000を保持しているかをパーティクルカウンターでチェックします。
●純水の管理

イオン交換樹脂によって生成された純水(イオン交換水)の純度をチェックします。 
●洗浄処理水(洗浄後の純水の汚染度)のチェック

純水で洗浄した際の洗浄水をハンディータイプの電気伝導率測定機で測定を行い、処理剤などの残留がないかを確かめます。

●N2封入

必要に応じて窒素封入を行い、半導体、医療業界などの品質基準にお応えします。