話題の記事

ホラーを百本上映…ニコニコホラー百物語

ひとりかくれんぼ、恐怖新聞、新耳袋、リング、らせん、呪怨、ひぐらしのなく頃に………ホラーを連夜上映します…
放送スケジュールはこちら…

真夏のアーティストLIVE特集

大黒摩季、ポルノ、TRF、トータス松本、LUNA SEA、SPEED、MAX、SPYAIR etc…夏を彩るアーティストのLIVEで熱い夏をさらに盛り上げよう!!
ラインナップをチェック!

釣り動画はじめました

バス、琵琶湖、アユ、タイ、カワハギ、アオリイカ、コイなど…8月のニコ生は釣り三昧!
8月は毎日釣ってます

インド版「巨人の星」を無料で

毎週木曜に5話ずつ配信!日印初の共同制作アニメ、インド版「巨人の星」が日本逆上陸…インド式「大リーグ養成ギプス」や「ちゃぶ台返し」も登場!
スーラジ ザ・ライジングスター

Dreamsは100円で読める!

乱暴な性格ゆえ、数々の高校野球セレクションに落ちてしまう久里武志。才能を認められた夢の島高校でどんな高校野球生活を!?
さっそく読んでみる!

チャン・グンソク♪TEAM H

TEAM H PARTY パーティー♪レギュラー生放送のほかライブ映像もお届けします!
放送スケジュールをチェック

すべて

ブロマガ記事一覧

著名人

ブロマガ記事一覧 著名人記事一覧

ユーザー

ブロマガ記事一覧 ユーザー記事一覧

    掲載記事・サイト紹介

    RSS

    キマイラ

    キマイラ鬼骨変 一章 獣王の贄(にえ)4 (2)


     落葉を、踏んで歩く。
     紅葉した楓や、ダケカンバの葉が、地に重なっている。
     九十九(つくも)の、重い体重がかかるたびに、そこから落葉の匂いがより濃くなってゆくようであった。
     枯れ葉の匂いではない。
     落葉ではあるが、枯れて枝から離れたものではない。色こそ緑ではないが、充分に湿り気を含んだ、みずみずしい葉の匂いである。
     枝と葉の間に、コルク質が生じて、葉が枝から落ちただけのことだ。ただ、その香りが、六月、七月の青葉の匂いではないというだけのことだ。
     灯りは消している。
     森に入って、すぐ、用意していたハンドライトを点燈したのだが、
    「消そう、九十九くん」
     吐月(とげつ)がそう言ったのだ。
    「月明りがある」
     満月でこそないが、それに近い月だ。
    「灯りを手にしていると、その灯りが照らすものだけを見てしまうからね。かえって、ものが見えなくなるものだ」
     吐月の言葉には、説得力があった。
     それは、自身が、こういった文明の利器を使わず、山中に起伏(おきふし)していたからわかることなのだろう。
    「はい」
     うなずいて、九十九は灯りを消した。
     それが、しばらく前のことだ。

    ページトップ
    やっと見つけた

    リアルイベント情報

    ニコファーレ ニコニコカー ニコニコ本社 ニコニコカー

    キマイラ

    キマイラ鬼骨変 一章 獣王の贄(にえ)4 (2)


     落葉を、踏んで歩く。
     紅葉した楓や、ダケカンバの葉が、地に重なっている。
     九十九(つくも)の、重い体重がかかるたびに、そこから落葉の匂いがより濃くなってゆくようであった。
     枯れ葉の匂いではない。
     落葉ではあるが、枯れて枝から離れたものではない。色こそ緑ではないが、充分に湿り気を含んだ、みずみずしい葉の匂いである。
     枝と葉の間に、コルク質が生じて、葉が枝から落ちただけのことだ。ただ、その香りが、六月、七月の青葉の匂いではないというだけのことだ。
     灯りは消している。
     森に入って、すぐ、用意していたハンドライトを点燈したのだが、
    「消そう、九十九くん」
     吐月(とげつ)がそう言ったのだ。
    「月明りがある」
     満月でこそないが、それに近い月だ。
    「灯りを手にしていると、その灯りが照らすものだけを見てしまうからね。かえって、ものが見えなくなるものだ」
     吐月の言葉には、説得力があった。
     それは、自身が、こういった文明の利器を使わず、山中に起伏(おきふし)していたからわかることなのだろう。
    「はい」
     うなずいて、九十九は灯りを消した。
     それが、しばらく前のことだ。

    ページトップ

    キマイラ

    キマイラ鬼骨変 一章 獣王の贄(にえ)4 (2)


     落葉を、踏んで歩く。
     紅葉した楓や、ダケカンバの葉が、地に重なっている。
     九十九(つくも)の、重い体重がかかるたびに、そこから落葉の匂いがより濃くなってゆくようであった。
     枯れ葉の匂いではない。
     落葉ではあるが、枯れて枝から離れたものではない。色こそ緑ではないが、充分に湿り気を含んだ、みずみずしい葉の匂いである。
     枝と葉の間に、コルク質が生じて、葉が枝から落ちただけのことだ。ただ、その香りが、六月、七月の青葉の匂いではないというだけのことだ。
     灯りは消している。
     森に入って、すぐ、用意していたハンドライトを点燈したのだが、
    「消そう、九十九くん」
     吐月(とげつ)がそう言ったのだ。
    「月明りがある」
     満月でこそないが、それに近い月だ。
    「灯りを手にしていると、その灯りが照らすものだけを見てしまうからね。かえって、ものが見えなくなるものだ」
     吐月の言葉には、説得力があった。
     それは、自身が、こういった文明の利器を使わず、山中に起伏(おきふし)していたからわかることなのだろう。
    「はい」
     うなずいて、九十九は灯りを消した。
     それが、しばらく前のことだ。

    ページトップ

    キマイラ

    キマイラ鬼骨変 一章 獣王の贄(にえ)4 (2)


     落葉を、踏んで歩く。
     紅葉した楓や、ダケカンバの葉が、地に重なっている。
     九十九(つくも)の、重い体重がかかるたびに、そこから落葉の匂いがより濃くなってゆくようであった。
     枯れ葉の匂いではない。
     落葉ではあるが、枯れて枝から離れたものではない。色こそ緑ではないが、充分に湿り気を含んだ、みずみずしい葉の匂いである。
     枝と葉の間に、コルク質が生じて、葉が枝から落ちただけのことだ。ただ、その香りが、六月、七月の青葉の匂いではないというだけのことだ。
     灯りは消している。
     森に入って、すp://www.nicovideo.jp/q" class="btn_harajuku">原宿バージョンに戻す