イケメンシェフとして有名な川越達也氏がオーナーシェフを勤める
イタリアンレストラン「TATSUYA KAWAGOE(タツヤ・カワゴエ)」。
東京カレンダーや料理番組などでも評価が高い。
いつぞやかも、「嗚呼!花の料理人」という番組で
久本雅美が目をハートにし、彼の料理を絶賛。
そんなこんなで、どんな料理を振舞ってくれるのか非常に楽しみにしていた。
しかし、期待しすぎていたのだろう。
全てにおいて裏切られた店であった。
味はどれも、普通に美味しい程度で際立つものはなし。
メニューにも何一つ目新しさは感じられない。
コースは、一番高い1万円のコースのメイン以外は、基本的にシェフのおまかせ。
金額により品数は増えるにせよ、基本的なものはどのコースもほぼ同じであろうに、
この値段で、
この内容ねぇ。。。。
という印象が強く残った。
その一方、友人は、料理はキレイで、雰囲気もよく、おいしかったとご満悦の様子。
ここから先は、その日訪れて感じた正直な気持ちをつらつらと書き連ねるので、
興味がある方は、暇つぶしがてらどうぞ。
1.予約
当日のキャンセル及び人数変更は
キャンセル料として5,000円
発生。
コース料理を大人数で予約したり、特別メニューで予約したというのであれば話もわかる。
しかし、二人で、しかも席予約だけでもキャンセル料がかかるという。
どんな理由でそうしているのかは知らないが、いい気分とは言えない。
2.スタッフの対応
基本的に丁寧で、よく気も利く。
しかし、型にはまった応対はスムーズだが、予期せぬことに対しては
スタッフによるのかもしれないが、ことなかれ主義的対応。
と言うのも、食前酒を頼む際、シャンパン、ワインの価格が840円〜としか記されていないので、
いくらなのか問うと、「だいたいこれぐらいです。」と840円の値段を指差す。
それならば、高くとも1,000円ぐらいかと思っていたら、
会計時に1.5倍の1,260円と判明。
値段的にはたかが数百円程度の話ではあるが、
適当な回答というのはどんなものか。わからないなら確認すればいいだけの話なのに。
3.メニュー
見間違いだったのだろうか。
確かメニューには、前菜6品パスタ1品主菜1品デザート2品の10品と
記されていたと記憶するのだが、
実際に出てきたのはパスタと主菜を含む6品とデザート2品であった。
そして今、HPで確認してみると、前菜7品(魚・肉料理含む)、パスタ1品、
デザート2品の計10品と書かれている。
その場でこちらも気づかなかったが、断りもなく、頼んだ内容と違う(2品少ない)のは何故?
しかも前菜の数の中に突き出しの1品も含まれている。
そもそも突き出しって、注文の有無に関わらず出てくるもののことで、
前菜の前に出す一口料理のことを言うと思うんだが。
確かに、一口料理だったけどね・・・。
4.料理
そもそも、「タツヤ・カワゴエ」は創作和食の店ですか?
イタリアンの店と思って
イタリアン気分満々で訪れたのに、出てくる料理はどれも和風。
ネーミングこそイタリアンチックだったりするが、味付けは完全に和食。
生姜や柚子風味のあっさり味で、どれもお上品もお上品。
味わう前に食べ終えてしまうほど少量の前菜の後に、
いきなり思い出したかのようにラザニアが登場。口の中がまとまらないんだけど・・・。
そしてまた、主菜は魚と肉を一皿にまとめた和テイスト。
しかも、鶏の肉団子ねぇ・・・。
ちゃんこじゃないんだから。
だったら前菜のどれか一品をしっかり目の味のものにし、パスタはあっさり、
主菜でがっつりにしたほうが、満足度ははるかに高いと思うのだが。
なんせ、主菜を食べ終えた時点で、まだまだ腹7分目。
しかも、今時信じられないのだが、
主菜と一緒に出されたパンがいただけない。
だいたいちゃんこ風料理にパン自体合わないが、
お腹を満たすためにパンだけを食べようにも、
給食のパンのような味で、思わず残してしまった。
5.デザート食べ放題
コース2品のデザートの後に、デザート食べ放題という嬉しいサービス。(写真はコースデザートの一つ)
料理でお腹は満たせないけど、デザートでおなかいっぱいにさせてくれるのかと期待していたのに、
用意されたメニューはブランマンジェやティラミスなど6、7種類で、
どれも口の中でトロッとする、似たような食感のものばかり。
コースデザートの一口チーズケーキは、味は特筆すべきことはないが、
デコレーションが春の訪れを感じさせ、きれいだったので、
食べ放題のデザートもさぞかし楽しませてくれるのかと思っていたのに・・・。
6.店の都合
まだデザートを食べている最中に、次のお客が来るからと、
突然追い出しにかかってきた。
そんなこと、予約時にも、来店時にも言われていないんだけど。
来店当日に来店確認の電話をするぐらいなら、
そういう可能性があることも言うべきなんじゃないだろうか?
居酒屋じゃあるまいし、ゆっくりと食事させてくれよ。
ちょっと一方的すぎないか?
それでなくともこの時点で満足度が低いのに、最終段階に来てこの仕打ち。
かきこむようにデザートを食べ、会計をすると、
慌てて川越シェフが謝りに、ものの3秒だけ顔を出しに来た。
もうこうなると心のこもっていないパフォーマンスにしか見えない。
だって、ありがとうございました、とか、料理はどうでしたか?というものじゃないんだもの。
結局は全てにおいて格好ばかりの店だったんだなぁ。
メディアでもてはやされるのも無理のないことか。。。。と店を出て改めてわかった。
ちょっと背伸びをして格好つけたい若者向けのお店かな、なんて思った。
TATSUYA KAWAGOE ☆☆☆☆
住所:渋谷区鶯谷町2−8 グランバレー代官山 地下1階
電話:03−5489−3632
【記事:いぬ♀】
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芸能活動などにいそがしくなって悪評が目立つようになってきたのかなとおもったらそうでもないんですね。
川越達也シェフの経歴をみるに本格的なイタリアンレストランとかイタリアに出向いて修行した経歴がなく
イタリア料理は阪神大震災後に神戸から上京したあとにイタリアンレストランで何年か働いただけの経験しかないみたいなんで 本格的なものを期待できないのは仕方ないとおもいます。 イタリアンはイタリアンでもイタリの料理ではなくイタリア風創作料理というべきでしょう
バックボーンもないみたいだし
味に関しては取り上げられているほど美味しいとは思いませんでした。
イタリアンというより創作レストランというのが合っているかも。
好き好きですが、イタリアンを期待すると、期待はずれは否めないですね。
んー。
マスコミに売り込んでおられるのでは?
まぁ私も貧乏人なのでもう来ないでほしいという意味だったかもしれませんが。
接客に関しては、ちょっと、という感じです。
批判するにしても同調するにしても、一度は行ってみないとね。
某サイトに「水」の話が載ってましたが、当方は炭酸水を頼んだので検証していませんが、
ひとり3万程度のレストランでも、行きつけでもないのに有料の水を勝手に置いていくというのはないので、
もし本当ならあり得ないかも。
川越さん自身、西日本の部落出身らしいですし、貧困めちゃくちゃな家庭出身ですよね! 宮崎県のどこの高校も在籍記録がないですし! ご自身も若い頃は、年収は200万もいかず全くなく、ホストで働いていらっしゃいましたよね! 二度ご結婚してもヒモ状態ですよね!
修行もしてないのに庶民が客のレストランを開かれて、 年収何々以下は入って来ないで!ご自慢の開けた鼻を膨らませて(●●) と言うなら最初から看板にでもだしていたら?(笑)
高級なところも庶民をもてなして下さる美味しい高級レストランは沢山ありますから。
とりあえず、人格が幼稚で最低だから、客商売に向いてませんよ。
あいた口がふさがらないのはTATSUYA KAWAGOE
いくらなのか問うと、「だいたいこれぐらいです。」と840円の値段を指差す。
わざと価格をいわないんじゃないのでしょうか。
こんな対応でサービス料10%とるのですからひどいですよね。
料理・サービスに対する評価とても面白かったです。なるほどというか、すごい採算主義なんだなぁと。
いろんな記事見てきましたが、どこでもくみ取れるのが『客を喜ばすための料理ではない』というところでしょうか。
日本の店なら、接客は最低限でも世界ではトップクラスです。ましてサービス料を取るくらいなら、一流ホテルで働いたくらいの経歴は欲しいですが、そんな人間はきっと雇われない。
川越シェフ自身も嫌でしょうが、雇われる側はもっと嫌でしょう。まして仕事できる人間ならば。
物見遊山で金をドブに捨てる覚悟があるなら行ってみて楽しめそうです。