【ロンドン時事】牛の細胞を培養して作られた世界初の「人工ハンバーグ」が5日、ロンドンでの記者会見でお披露目された。科学者らは「増大する食料需要に対応するための技術」になり得ると意義を強調している。
BBC放送などによると、作ったのはオランダ・マーストリヒト大学のマーク・ポスト教授ら。牛の筋肉組織から採取した幹細胞を栄養液に入れ、数週間かけて肉片となるまで培養した。赤い根菜のビーツの汁で色付けされ、パン粉や卵を混ぜ合わせて調理されたハンバーグは140グラム。製作費は25万ユーロ(約3260万円)を超える。
会見では2人の料理専門家が試食し、それぞれ「肉に近い味だが、味わいに欠ける」「(普通のハンバーグと)風味が異なる」とコメントした。