兵庫医科大学の山西清文主任教授は三重大学と共同で、アトピー性皮膚炎が起きる仕組みの一端を解明した。遺伝子操作をしたマウスの実験で、皮膚の細胞に存在する特定のたんぱく質の量が増えると発症することを確かめた。治療薬の開発などにつながるという。研究成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に6日掲載される。
山西主任教授らは、表皮細胞に存在する「インターロイキン33」というたんぱく質に注目。通常のマウスに比べてこのたんぱく質を約10倍作るマウスを遺伝子操作で得た。その結果、清潔な環境下で飼育しても、顔や耳、首などで皮膚炎の症状が出た。発症率は100%だった。
組織を採取するなどして調べたところ、インターロイキン33の影響で白血球の一種でアトピー性皮膚炎の原因となる「好酸球」が増殖していた。慢性の湿疹やかゆみにつながることを突き止めた。
アトピー性皮膚炎、兵庫医科大学、三重大学
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