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ノンフィクション

祖父倫 4

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佐藤「流通には顧問として入ってもらいましょう。雑誌社も顧問に入れましょう」
土市「僕もそう思います。ゲーム関係の利益を享受しているって言うかみんなでやりましょうよ」
佐藤は少し違うことを考えていたが、その流れで基本良いと思っていた。土市らしい優しい流れで良いと・・・。
会議室は人で溢れていた。ザワザワしていた。
小森「ちょっと待って!パソコンパラパラの小森だけどね。雑誌社って言っていたけど、よく考えないと難しいと思いますよ」
一同、ちょっと年齢の行った紳士然とした男の発言に注目した。
梅村「あーっ、パラパラさんにはいつもお世話になっています。難しいって何がですか?」
小森「私は出版の方ですが、編集部ってところは迎合が嫌いで・・・。いやっ、皆さんがそうだというわけじゃあないですよ。ただ、左がかった奴が多くて、体制とかあまり好きじゃあなくて・・・」
井岡「別に要らないんじゃあねぇ」
一同「・・・・・・」
土市「ちょっとぉ、簡単に言わないでくださいよぉ」
佐藤「私は流通の協力と雑誌社・出版社のご理解は組織を作る上で不可欠と思います」
吉岡「そうだよね。ゲーム業界全部の問題だよね。店にも理解してもらわないと」
倉石「秋葉原には販売店の連合会があるんですよ。協力してもらわないとね。説明に行った方が良いですよ」
佐藤「(小声)業界団体とは結構大変だね、土市ちゃん」
土市「佐藤さん、大丈夫ですかぁ。会社のこともありますよね」
佐藤「・・・・・・ゲーム創れなくなるなあ」
結構な苦難が待っていた。頼まれごとに気をよくしていた佐藤には予想もできないことであった。
こうして、数度の会合の結果、本日の4回目には初回の2倍近くのメーカーの意思決定者の面々が揃っていた。
皆、それなりに必死であった。深刻であった。


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