2013.8.6 05:03(2/3ページ)

失敗許されん!虎・中村GM、新助っ人調査へ渡米

10日に渡米することが判明した中村GM。今度こそ、真の助っ人を見つけて欲しい

10日に渡米することが判明した中村GM。今度こそ、真の助っ人を見つけて欲しい【拡大】

 同じ轍は踏めない。今度こそ、その手腕が問われる。『8・10』-。中村GMが勝負をかけた補強へ、米国に旅立つ。

 「補強ポイントは明確だ。投手と野手、両方を視察すると聞いている」と球団首脳が明かした。

 最優先は守護神。福原ら中継ぎ陣の総力で藤川(現カブス)の穴を埋めているが、不安は解消されていない。韓国サムスンの最速157キロ右腕・呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)らの視察目的で木戸、嶌村両GM補佐が渡韓中だが、米球界でも探すべく、GMが直接視察する。

 野手は一塁か三塁の長距離砲がターゲットだ。「オマリーのような選手はいないか」と球団首脳。さらにある球団幹部は「中南米系はアグレッシブだし、身体能力が高い」とも。現地でウィリアムス、シーツ両駐米スカウトと意見交換し、候補をチェックする。

 球団史上初のGMに就任した今シーズン。昨年の5位から現在2位と成績は上げているが、巨人と6・5差をつけられている背景には補強、特に新外国人の失敗がある。

 中村GMは昨年9月上旬の就任直後に、4番を打てる新外国人獲得を明言した。そして球団主導で自信を持って白羽の矢を立てたのが、コンラッドだった。関係者によると、GMが和田監督ら現場にC砲の情報を告げた際は、すでに獲得方針が固まっていたという。さらに用意していた映像は本塁打など『ベストプレー集』だったそうだ。

【続きを読む】