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ページ更新時間:2013年8月6日(火) 10時20分

横須賀拠点の米海軍イージス艦、青森港に寄港


 アメリカ海軍のイージス艦・フィッツジェラルドが5日、青森港に寄港しました。フィッツジェラルドが青森港に寄港したのは、今回が初めてのことです。

 5日、青森県の青森港に入港したのは、アメリカ海軍・第7艦隊に所属し、横須賀を拠点としているミサイル駆逐艦・フィッツジェラルドです。

 およそ300人の乗組員が乗艦しているフィッツジェラルドが青森に寄港するのは、初めてのことで、自衛隊の青森地方協力本部が入港を歓迎する行事を行いました。

 2004年9月に横須賀に配備されたフィッツジェラルドは高性能レーダーを備えていて、発射された弾道ミサイルを探知し、迎撃できる「SM3」などを搭載しています。

 2012年に北朝鮮が弾道ミサイルの発射を予告した際には、海上自衛隊のイージス艦とともに黄海に展開し、不測の事態に備えていたということです。

 「今回、青森に寄港したのは、日本との同盟のより一層の強化が目的です」(フィッツジェラルド艦長 シュミッツ中佐)
Q.青森への入港は北朝鮮の弾道ミサイル発射なども想定してのものか?
 「それは全く関係ない。我々がどの港に寄港するかは第7艦隊の司令官が細心の注意とともに決定することであり、東アジア地域の他の国に対する米軍のプレゼンスとは全く関係ない。むしろ日本との同盟を重視してのものだ」(フィッツジェラルド艦長 シュミッツ中佐)

 フィッツジェラルドのこの後の予定ですが、青森の寄港中に、乗組員のうち、およそ20人がねぶた祭りに跳ね人としてパレードに参加。

 8日には青森市内の児童養護施設を訪問し、子ども達との交流も予定されています。その後、9日朝にフィッツジェラルドは青森港を出港する予定です。(06日01:10)