'13/8/6
東区の少女が主犯格か 呉少女遺棄事件、具体的供述始める
呉市栃原町の灰ケ峰の山中で広島市安佐北区の専修学校2年女子生徒(16)の遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの疑いで再逮捕された7人のうち東区の無職少女(16)が「首を絞めて殺したら、(自分も)体が痛かった」などと具体的な供述を始めていることが5日、捜査関係者への取材で分かった。
広島県警の捜査本部によると、他の6人のうち5人は強盗殺人容疑を否認。残る1人も明確な殺意に関する供述はなく、捜査本部は東区の少女が一連の犯行を主導したとの見方を強めている。一方で、司法解剖で死因を特定できておらず、具体的な殺害方法の裏付けを急いでいる。
関係者によると、東区の少女は、接客サービスの売上金の分配をめぐって女子生徒とトラブルになっていたとされる。捜査本部もこの情報を把握。少女が他の要因も含めて恨みを募らせる中、無料通信アプリLINE(ライン)でのけんかを引き金に、犯行に及んだとみている。
捜査本部は5日、7人を強盗殺人などの容疑で送検した。