UPDATE 1-HSBC 上期、収入減響き利益が予想下回る 株価下落
(内容を追加しました)
[ロンドン 5日 ロイター] - 英銀行大手HSBC が発表した1―6月期決算は、税引き前利益が前年比10%増の141億ドルとなった。コスト削減3カ年計画が効果を上げ始め、不良債権の損失が減少した。
ただ、収入が大幅に減少したため予想には届かなかった。
株価は一時5%強下落した。
上期の利益は前年同期の127億ドルから増加したが、アナリスト予想の146億ドルには届かなかった。
収入は7%減の344億ドル。先進国経済が成長せず、中国やアジアも鈍化する一方、規制対応のコストが増加したという。
ガリバー最高経営責任者(CEO)は「最近の数四半期、より高成長の市場で減速が見られ、新興国市場も景気循環に直面している」と指摘。「ただ実際は、こうした市場は比較的速い成長を続けている」と話した。
中国経済について同CEOは、国内政策が景気刺激策から改革へと軸足が移るなか、今年の国内総生産(GDP)伸び率は7.4%に鈍ると見通す。ただ、成長率鈍化で、長期成長がより持続可能となる素地が作られるとの見方を示した。
また同CEOは、米国における消費者向けローン事業の縮小を加速するため、米ローン資産の一段の売却を見込んでいると述べた。
CEOは電話会見で「2─3件の売却案に取り組んでいる」と述べた。
HSBCは今年3月、米消費者向けローンのポートフォリオ2件を32億ドルで売却。6月末時点で、米ローン資産が360億ドルとなり、前年と比べ100億ドル減少したと明らかにした。
今年2回目となる配当については0.10ドルとし、上期の配当総額は0.20ドルと前年比11%増加した。
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