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2013年07月02日03:58
美姫、ひまわり、幸せになろう!
誰が何と言おうとおめでたい。絶対的に素晴らしい。フィギュアスケーター安藤美姫さん…美姫が、長い沈黙を破り、最高にハッピーな発表をしました。何と、美姫は今年の4月に第一子となる長女・ひまわりちゃんを出産し、お母さんになったというのです。ソチ五輪?金メダル?それが何だというのか。美姫、本当によく頑張った!
最近僕は、「計画的に出産する」ことを是とし、それが良識ある大人の分別であるとするような世間の風潮を感じています。そして、そうした風潮に辟易し、嫌気がさしています。「今は仕事が大事なときだから」「君に産休を取られると困る」「状況を整えてから妊娠するのが責任ある社会人」。社会・仕事・責任を優先するかのような物言い。誰がそんな冷たい世の中を望んでいるのか、本当に納得がいかない。本当に許せない。
子宝は天からの授かりもの。望まない妊娠を避けることは、子どもの幸せのためにも必要かもしれませんが、望まれて生まれる子どもに時期の分別など必要なものか。無計画に出ていらっしゃい。都合悪いときでも出ていらっしゃい。キミに会うより幸せなことはない。どんなお金にも、どんな名誉にも代えられない喜びがある。いつだって、キミは、生まれてきていい。
しかし、実態は違います。
産休をまともに取れる会社がどれほどあるか。急に離脱しても構わないプロジェクトがどれほどあるか。いや、もっと言えば、妊娠・出産を望みながら不妊に苦しむ人たちに、どれほど社会の支援はあるのか。何が少子化問題だ。胸に手を当てて考えれば、いかに子を生みづらい世の中であることか、背筋が寒くなる想いです。
先日見たドキュメント番組で、不妊治療のための通院や休暇取得を会社に言い出せず、あるいは理解を得られず、自ら退職する女性の話を聞きました。不妊に冷たく、妊娠に冷たく、出産に冷たく、育児に冷たい社会。決して少なくない人が、妊娠・出産という「迷惑」をかけることに、恐縮しながら生きている。そんなに誰かが妊娠したり、妊娠を望んだりしたら困るのですか。
母になる女性は不安に震えています。男も不安に慄いています。自分の子どもが生まれたら、自分の人生はどうなるのか。ちゃんと育てられるのか。いつまで自分は生きられるのか。仕事はどうなるのか。ビッグダディだって最初は怖かったはずです。まして、未婚の母ともなれば。
そんな不安に「計画的に」という責任まで被せようというのか。「迷惑」という非難を向けようというのか。ケツの穴の小さい連中ばかりですか。祝福してあげましょうよ。あなたたちは妊娠・出産だけと向き合っていいんだよと支えてあげましょうよ。自分のことだけ考えていればいいんだよと安心させてあげましょうよ。落ち着いたら社会に復帰する手助けをしてあげましょうよ。それが社会でしょう。それが「群れ」でしょう。助け合わずに足を引っ張るだけなら、みんなで生きている意味なんてないでしょう。
美姫は、強い。
すべてを秘して、母になった。
諸手を挙げて賛成する人ばかりではなかったのに。
本当に、強い女性だ。
アスリートは肉体が資本です。女子アスリートの多くは、競技生活を優先して妊娠・出産をためらいます。妊娠で変わっていく肉体。続行できなくなるトレーニング。出産時には大手術を行なうかもしれない。無事に生まれても子どもは24時間手がかかる生き物。泣く、わめく、おもらし、寝ない、食べない、病気になる。そのすべてを受け止めながら、世界と戦う肉体を作り上げることは至難の業。出産で失われた筋肉と勘を、授乳で失われる血液と活力を、彼女たちはどうやって取り戻すのか。僕には想像もできません。
日本の女子アスリートで「母」となってからメダルを獲得したのはわずか3人だと言います。体操の小野清子さん(東京五輪、体操団体銅、28歳時)、柔道の谷亮子さん(北京五輪、柔道女子48キロ級銅、32歳時)、バレーボールの大友愛さん(ロンドン五輪銅、30歳時)。たったこれだけしかいないのです。これじゃ「母」は人生の終わりみたいじゃないですか。そんな世の中イヤだ。
美姫は子を産みました。そしてソチ五輪の前にリンクに戻ってきました。これは無計画ですか。ソチ五輪が終わるまで子を授からなければ確かに都合はよかったでしょうが、授かったらそれは「失敗」なのですか。「ミス」なのですか。「無責任」なのですか。生まれた子を前にそんなこと言えるのですか。道はとてつもなく険しいですが、何の問題もないでしょうよ。
美姫は昨年GPシリーズ出場を予定しながら自己都合で休養し、トヨタ自動車を退社、強化指定も外れました。強化指定を外れた選手はGPシリーズには派遣されません。美姫は過去の実績から出場することも可能な立場ですが、日本連盟がおそらく許しません。現実的にソチを目指す道は、まずは地域大会(おそらく10月の関東選手権)で結果を残し、強化指定選手に復帰すること。そして、GPシリーズ以外のISU公認競技会で結果を残し、ISUが定めた最低技術点をマークすること。その上で、全日本選手権に出場し、日本連盟を納得させる結果…要するに優勝が必要になるのです。
これは果てしなく険しい道ですが、それでも、道はつながっています。
つながっている道をより太くすることと、授かった生命を断つことと、天秤にかけていいものではないと、僕は思います。
美姫の道はつながっています。
母として、アスリートとして、両方の幸せを手にする道はつながっています。
試合は勝つこともあれば負けることもあるでしょう。
怪我や不調で無念の敗北を喫することもあるでしょう。
ならば、細い道だろうが、太い道だろうが、大した問題ではありません。
よしんばソチ五輪への出場は叶わなかったとしても、その先には平昌五輪への道がつながっています。今季で一旦引退しても、落ち着いたらまた復帰すればいいのです。カタリナ・ヴィットは28歳でリレハンメル五輪に出場しました。ペアやアイスダンスにまで目を向ければ、30歳代での金メダル獲得も例があります。
夢は無限大です。未来は無限大です。
その芽を摘まないかぎり。
とりあえず、選手が大会中に安心して授乳とオムツ交換ができる設備を用意してください。もし、父親や祖父母がいなかったり、生活のための事情で来られないようなときがあれば、シッターの手配くらいしてあげてください。女性が安心して母となり、母として社会を生きていけるようにしたいなら、至れり尽くせりくらいでちょうどいいのです。
美姫の挑戦に、ご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ということで、何故僕がこんなに熱くなっているのか、みなさまに真実を告白させていただきます。
◆このたびはお騒がせしまして、大変申し訳ございませんでした!
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。このたびは安藤美姫(以下、美姫)の突然の発表で世間をお騒がせしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。また、多くの方々にご心配をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。美姫の発表では至らない点、誤った憶測を広めかねない点を鑑み、私フモフモより改めてすべてをご説明させていただきます。
ひまわりという名前は美姫が名づけたようです!
長男を授かった暁には、僕が「しんのすけ」と命名するつもりです!

↓母として大きく成長した美姫を今後ともよろしくお願い申し上げます!
スケーターである前に女性!
女性である前に人間!
僕は美姫の決断を素晴らしいものだと思います!
どうぞ金メダル級の祝福を!

↓道は険しいかもしれないけれど、明るい未来を信じて進もう!
つまずいたり、転んだり、迷ったりしてもいいじゃない!
それもまた人生の面白さなのだから!

僕も早く美姫の母乳の出具合などをひとつ屋根の下で確認したいです!
誰が何と言おうとおめでたい。絶対的に素晴らしい。フィギュアスケーター安藤美姫さん…美姫が、長い沈黙を破り、最高にハッピーな発表をしました。何と、美姫は今年の4月に第一子となる長女・ひまわりちゃんを出産し、お母さんになったというのです。ソチ五輪?金メダル?それが何だというのか。美姫、本当によく頑張った!
最近僕は、「計画的に出産する」ことを是とし、それが良識ある大人の分別であるとするような世間の風潮を感じています。そして、そうした風潮に辟易し、嫌気がさしています。「今は仕事が大事なときだから」「君に産休を取られると困る」「状況を整えてから妊娠するのが責任ある社会人」。社会・仕事・責任を優先するかのような物言い。誰がそんな冷たい世の中を望んでいるのか、本当に納得がいかない。本当に許せない。
子宝は天からの授かりもの。望まない妊娠を避けることは、子どもの幸せのためにも必要かもしれませんが、望まれて生まれる子どもに時期の分別など必要なものか。無計画に出ていらっしゃい。都合悪いときでも出ていらっしゃい。キミに会うより幸せなことはない。どんなお金にも、どんな名誉にも代えられない喜びがある。いつだって、キミは、生まれてきていい。
しかし、実態は違います。
産休をまともに取れる会社がどれほどあるか。急に離脱しても構わないプロジェクトがどれほどあるか。いや、もっと言えば、妊娠・出産を望みながら不妊に苦しむ人たちに、どれほど社会の支援はあるのか。何が少子化問題だ。胸に手を当てて考えれば、いかに子を生みづらい世の中であることか、背筋が寒くなる想いです。
先日見たドキュメント番組で、不妊治療のための通院や休暇取得を会社に言い出せず、あるいは理解を得られず、自ら退職する女性の話を聞きました。不妊に冷たく、妊娠に冷たく、出産に冷たく、育児に冷たい社会。決して少なくない人が、妊娠・出産という「迷惑」をかけることに、恐縮しながら生きている。そんなに誰かが妊娠したり、妊娠を望んだりしたら困るのですか。
母になる女性は不安に震えています。男も不安に慄いています。自分の子どもが生まれたら、自分の人生はどうなるのか。ちゃんと育てられるのか。いつまで自分は生きられるのか。仕事はどうなるのか。ビッグダディだって最初は怖かったはずです。まして、未婚の母ともなれば。
そんな不安に「計画的に」という責任まで被せようというのか。「迷惑」という非難を向けようというのか。ケツの穴の小さい連中ばかりですか。祝福してあげましょうよ。あなたたちは妊娠・出産だけと向き合っていいんだよと支えてあげましょうよ。自分のことだけ考えていればいいんだよと安心させてあげましょうよ。落ち着いたら社会に復帰する手助けをしてあげましょうよ。それが社会でしょう。それが「群れ」でしょう。助け合わずに足を引っ張るだけなら、みんなで生きている意味なんてないでしょう。
美姫は、強い。
すべてを秘して、母になった。
諸手を挙げて賛成する人ばかりではなかったのに。
本当に、強い女性だ。
アスリートは肉体が資本です。女子アスリートの多くは、競技生活を優先して妊娠・出産をためらいます。妊娠で変わっていく肉体。続行できなくなるトレーニング。出産時には大手術を行なうかもしれない。無事に生まれても子どもは24時間手がかかる生き物。泣く、わめく、おもらし、寝ない、食べない、病気になる。そのすべてを受け止めながら、世界と戦う肉体を作り上げることは至難の業。出産で失われた筋肉と勘を、授乳で失われる血液と活力を、彼女たちはどうやって取り戻すのか。僕には想像もできません。
日本の女子アスリートで「母」となってからメダルを獲得したのはわずか3人だと言います。体操の小野清子さん(東京五輪、体操団体銅、28歳時)、柔道の谷亮子さん(北京五輪、柔道女子48キロ級銅、32歳時)、バレーボールの大友愛さん(ロンドン五輪銅、30歳時)。たったこれだけしかいないのです。これじゃ「母」は人生の終わりみたいじゃないですか。そんな世の中イヤだ。
美姫は子を産みました。そしてソチ五輪の前にリンクに戻ってきました。これは無計画ですか。ソチ五輪が終わるまで子を授からなければ確かに都合はよかったでしょうが、授かったらそれは「失敗」なのですか。「ミス」なのですか。「無責任」なのですか。生まれた子を前にそんなこと言えるのですか。道はとてつもなく険しいですが、何の問題もないでしょうよ。
美姫は昨年GPシリーズ出場を予定しながら自己都合で休養し、トヨタ自動車を退社、強化指定も外れました。強化指定を外れた選手はGPシリーズには派遣されません。美姫は過去の実績から出場することも可能な立場ですが、日本連盟がおそらく許しません。現実的にソチを目指す道は、まずは地域大会(おそらく10月の関東選手権)で結果を残し、強化指定選手に復帰すること。そして、GPシリーズ以外のISU公認競技会で結果を残し、ISUが定めた最低技術点をマークすること。その上で、全日本選手権に出場し、日本連盟を納得させる結果…要するに優勝が必要になるのです。
これは果てしなく険しい道ですが、それでも、道はつながっています。
つながっている道をより太くすることと、授かった生命を断つことと、天秤にかけていいものではないと、僕は思います。
美姫の道はつながっています。
母として、アスリートとして、両方の幸せを手にする道はつながっています。
試合は勝つこともあれば負けることもあるでしょう。
怪我や不調で無念の敗北を喫することもあるでしょう。
ならば、細い道だろうが、太い道だろうが、大した問題ではありません。
よしんばソチ五輪への出場は叶わなかったとしても、その先には平昌五輪への道がつながっています。今季で一旦引退しても、落ち着いたらまた復帰すればいいのです。カタリナ・ヴィットは28歳でリレハンメル五輪に出場しました。ペアやアイスダンスにまで目を向ければ、30歳代での金メダル獲得も例があります。
夢は無限大です。未来は無限大です。
その芽を摘まないかぎり。
とりあえず、選手が大会中に安心して授乳とオムツ交換ができる設備を用意してください。もし、父親や祖父母がいなかったり、生活のための事情で来られないようなときがあれば、シッターの手配くらいしてあげてください。女性が安心して母となり、母として社会を生きていけるようにしたいなら、至れり尽くせりくらいでちょうどいいのです。
美姫の挑戦に、ご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ということで、何故僕がこんなに熱くなっているのか、みなさまに真実を告白させていただきます。
◆このたびはお騒がせしまして、大変申し訳ございませんでした!
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。このたびは安藤美姫(以下、美姫)の突然の発表で世間をお騒がせしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。また、多くの方々にご心配をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。美姫の発表では至らない点、誤った憶測を広めかねない点を鑑み、私フモフモより改めてすべてをご説明させていただきます。
●(1)父親は誰なのか?
私、フモフモです。産みの親、育ての親の区分で言えば、「今後育ての親になるつもりの有志」です。
●(2)何故そう思うのか?
一言で申し上げれば、父親としての本能的な自覚です。
●(3)血のつながりはあるのか?
未確認です。娘との血縁関係についてのDNA鑑定も行なってはおりません。これは娘本人が望まないかぎり、将来に渡って行なう予定はございません。
●(4)身に覚えはあるのか?
ハッキリとした記憶はございません。自分でも驚くばかりです。ただ、いつ美姫との子どもを授かっても構わないという意志は常に持っておりました。
●(5)安藤美姫さんとの関係は?
現在は婚姻関係にはありません。法よりも愛情が横たわった間柄と言えるかと思います。
●(6)何故結婚しないのか?
書類上の手続きを怠ってきたことは、世間一般の常識に照らして不適切であったと考えます。早急に、娘と美姫が安心できる環境を作り、改めてお知らせしてまいる所存です。
●(7)そもそも何者なのか?
一般企業において会社員として働いており、芸能関係・フィギュアスケート関係の人間ではありません。勤め先などへの問い合わせ、取材の申し込みなどが多く寄せられると想定されますので、これ以上のご案内は差し控えさせていただきます。
●(8)出会いは?
2004年頃、インターネット・テレビ中継を通じて出会いました。
●(9)交際のきっかけは?
特にきっかけと呼べるものはなく、自然に今のような遠くから見守る関係を築くに至りました。
●(10)美姫さんの未婚の母という状況についてはどう思うのか?
早急に、婚姻および認知したく思います。
●(11)何故、事情を伏せていたのか?
私自身も報道により状況を知ったばかりで、これから確認してまいる所存です。父親の名を出さないのは、美姫なりの気遣いなのかな、と思います。
●(12)モロゾフ元コーチについてはどう思うのか?
私から申し上げることはありません。美姫を世界選手権の金メダルに導いてくださった優秀なコーチという認識です。
●(13)この時期に出産となったことについてどう思うのか?
特に時期について思うことはございません。
●(14)一時期ツイッターなどで、美姫さんが不穏当なつぶやきをしていたことについてはどう思うのか?
美姫の不安を取り除くことができなかった、自分の力不足を恥じるばかりです。
●(15)今後の生活は?
現在は住まいをひとつにしておりませんが、彼女の活動のことを考えながら、一日も早く一緒に暮らせるように環境を整えていく所存です。
●(16)最後に一言
このたびはお騒がせしまして、誠に申し訳ございません。フィギュアスケーター安藤美姫にご期待いただいていた皆様には、大変なご心配をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。まだ美姫本人とは連絡が取れておらず、今後のことも現時点でははっきりとお知らせできる状態ではありませんが、皆様のご期待を裏切ることがないよう、明るく楽しく笑顔があふれる家庭を築いてまいります。どうか温かく見守っていただけますよう、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
ひまわりという名前は美姫が名づけたようです!
長男を授かった暁には、僕が「しんのすけ」と命名するつもりです!
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↓母として大きく成長した美姫を今後ともよろしくお願い申し上げます!
<2013年7月1日テレビ朝日「報道ステーション」より>
美姫:「何から言っていいかわからないんですけど…」
美姫:「まずは今シーズンいっぱいで現役を引退します」
美姫:「そのつもりで、今すごくスケートっていうものを生活の一番に考えて、毎日過ごしています」
美姫:「ひとりの女性として生きたいというワガママな決断により、4月に赤ちゃんを無事出産しまして、もう母になりました」
美姫:「でもリンクの上ではこれからもちゃんと責任を持って頑張りたいと思いますので、みなさんどうぞ温かい目で見守って、応援していただけたらすごく嬉しいなと思います」
美姫:「自分は引退するまで彼(モロゾフ元コーチ)と一緒にやらせてもらう、100%の気持ちでいたんですけれども、断られてしまったので、どうにもできなかったです」
美姫:「(モロゾフ氏との関係は)うーん、いい関係でした。リンクサイドにいると、すごい力強くいれるというか、すごい練習でダメでも本番でできるという気持ちにさせてくれる存在だったので…うーん…」
美姫:「最終的に選手を強くするのって、そういう気持ちにさせてくれるコーチの存在っていうのが、リンクに乗ったら必要かなって思います」
美姫:「世界にシニアの試合で出てたときに、初めてそういう気持ちになった先生っていうのが、ニコライだったんですよね」
美姫:「どんだけ調子が悪くても、リンクサイドにいてくれるだけで、できるっていう強さをくれる」
美姫:「ニコライとは、最後の最後までこの先生に見守られて、リンクを去りたいなって思ってたので…コーチできないって言われたときには、理解できないというか」
美姫:「ただ、できないって言われて」
美姫:「ロシアのほうから振付師を紹介してくださって、ショートプログラムを作ろうっていうことで、(コーチ不在で)葛藤はあったんですけど、早目に準備をしておくべきって考えてくださって」
美姫:「それと同時期(去年10月)くらいに…緊張するんですけど…えー、何て言えばいいの?」
美姫:「助けて(笑)」
美姫:「赤ちゃんがお腹にいるというか」
美姫:「最後まで迷ったというか、自分は(お腹の赤ちゃんと)さよならしてしまうという答えを出すのが嫌だったので…でもやっぱり周りの環境と言うか、スケーターとしての自分のことを考えてとか、立場とか、最初はみなさん反対…反対されたときもあって…」
美姫:「自分なりには一生懸命…一番は母ですけれども、話して、もう本当にスケートよりもその子の生命を選んだんですけれども」
美姫:「たぶんアスリートとしては自分ワガママなほうだし、アスリートとは言えない選手なので、女性としての幸せというか、何が幸せかはわからないですけれど、自分が想っていた幸せというものを考えると、やっぱりスケートっていうのは自分をここまでにしてくれたかけがえのない存在ですけど…」
美姫:「それよりやっぱり、この世界に生命を受けて、女の子として生まれてきたので…」
美姫:「何でその道を選んだかというと、自然に女性としてというか、ひとりの女の人として(結論を)出させてもらったというか」
美姫:「(初めて赤ちゃんを見たときは)カワイイなぁと思いました」
美姫:「親バカ始まってます。カワイイしか思わない」
美姫:「(お母さんになった)そうみたいですね。見えないですね(笑)」
美姫:「日本って結構アスリートは、彼氏がいたらすごい言われたりとか、ちょっとお茶をしてたりとか、お休みがあったりすると、そんな暇があるなら、時間があるならトレーニングしたらどうですかとか、練習サボってる暇あるのとか、やっぱりそういう風に思う方ってのがいると思うんですよね」
美姫:「自分はずっとアメリカで練習させてもらってて、アメリカの選手は絶対バケーションを1ヶ月くらいとったりとか、短くても2週間とったりとか、オンとオフの切り替えがすごく上手だなという風に思ってて」
美姫:「この人たち、自分たちのライフを持ってていいなと思った。プライベートライフ」
美姫:「ヘンな話、何て言うんですか、スケーターになるために生まれてきたのではないので」
美姫:「やっぱり自分もひとりの女性として生を受けて、生まれてきて、たぶんみなさんに理解してもらうのは難しいと思いますけれど、みなさんとあまり変わらないんじゃないかなという意識でいるので」
スケーターである前に女性!
女性である前に人間!
僕は美姫の決断を素晴らしいものだと思います!
どうぞ金メダル級の祝福を!
価格:1,890円 |
↓道は険しいかもしれないけれど、明るい未来を信じて進もう!
つまずいたり、転んだり、迷ったりしてもいいじゃない!
それもまた人生の面白さなのだから!
価格:800円 |
僕も早く美姫の母乳の出具合などをひとつ屋根の下で確認したいです!
なんつーのはさておき、なんか、妙に感動してしまいました。
本当に、産む、育てるの前段階である、妊娠するってことさえ、ものすごい難しい世の中です。
安藤美姫さんの決断に、喝采を贈るようじゃだめなんですよね。
そんなん普通じゃんって。
産んで、育てて、がんばろーって・・・。感動したので長文ですみません。
あと、なんでこの時間?!w