強要・傷害:「指詰め」強要容疑で市職員逮捕 包丁、金づち渡し−−宮崎・小林
毎日新聞 2013年08月05日 東京朝刊
現金の要求に応じない知人に指を切断させたとして、宮崎県警は4日、同県小林市建設課職員、本村真一(46)と妻あけみ(42)の両容疑者=小林市細野=を強要と傷害の両容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、2人は共謀して7月10日午後8時ごろ、自宅に知人男性(45)を呼びつけて現金を要求。男性が応じなかったため、本村容疑者が顔を殴るなどして「殺すぞ。指を詰めろ」と強要し、包丁とまな板、金づちを渡して左手の小指を第2関節まで切断させ、約3週間のけがをさせたとしている。
県警小林署によると、男性は本村容疑者と小、中学校の同級生で家も近く、以前から本村容疑者に現金を要求されたり、暴力をふるわれたりしていたという。
小林市によると、本村容疑者は1993年4月に採用。建設課の運転士で勤務態度はまじめだったという。【百武信幸、重春次男】