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【第5回】 「ひどい女、この足で踏みつけてやりたい……」
女上司の拷問研修で職場を追われた模範社員の無念[2013年08月06日]
ベテランの模範社員にもかかわらず、素人同然の女上司に拷問のような研修を受けさせられた後、唐突に雇い止めを言い渡された契約社員がいる。なぜこうした理解に苦しむ人事が起きるのか。ブラック企業の雇用システムの病巣に迫る。 -
【第4回】 “狙い撃ち社員”は親やお金を使ってでも放り出す!
元労働相談員が目撃した「退職強要現場」の伏魔殿[2013年07月30日]
今回は、公的機関で労働問題の相談員を務めていた人物に、退職強要を行う企業側の本音を聞き、問題点を解き明かしたい。家族への圧力、興信所の利用、そして金銭交渉など、会社は狙い撃ちした社員を手を尽くして辞めさせようとする。 -
【第3回】 「会社に戻ると殺される!」「セクハラでもう限界」
ブラック企業で“職場DV”に脅える社員の座談会[2013年07月23日]
今回は、ブラック企業でいじめ抜かれ、「職場に戻ったら殺される」「セクハラに耐えられない」と脅える社員らの座談会の模様を紹介しよう。それを通じて、理不尽な「排除の論理」が押し通されていく職場の実態に警鐘を鳴らしたい。 -
【第2回】 「もう、車に飛び込んで死んでしまいたい……」
心が壊れた課長を追い込む“リストラ面談”全記録[2013年07月16日]
今回は、職場でいじめ抜かれる大企業の課長の近況を紹介しよう。彼は苦しさのあまり、衝動的に走っている車に飛び込んだことがある。彼と似た境遇にある読者のために、会社の人事部が行っている執拗な「リストラ面談」の中身を徹底検証したい。 -
【第1回】 昼夜を問わぬ異常な激務を同僚でさえ見て見ぬふり!
夫の過労死をめぐって組織の闇と戦った妻の25年間[2013年07月09日]
ビジネスマンが喘いでいる。職場に競争原理が浸透し、退職強要、いじめ、パワハラなどが横行するブラック企業も増えた。この現実に、あなたはどう対処すべきか。連載第1回は、夫の過労死認定をめぐって戦い続ける妻の姿を紹介しよう。
企業で働くビジネスマンが喘いでいる。職場では競争原理が浸透し、リストラなどの「排除の論理」は一段と強くなる。そのプロセスでは、退職強要やいじめ、パワハラなどが横行する。最近のマスメディアの報道は、これら労働の現場を俯瞰で捉える傾向がある。
たとえば、「解雇規制の緩和」がその一例と言える。事実関係で言えば、社員数が100以下の中小企業では、戦前から一貫して解雇やその前段階と言える退職強要などが乱発されているにもかかわらず、こうした課題がよく吟味されないまま、「今の日本には解雇規制の緩和が必要ではないか」という論調が一面で出ている。また、社員に低賃金での重労働を強いる「ブラック企業」の問題も、あたかも特定の企業で起きている問題であるかのように、型にはめられた批判がなされる。だが、バブル崩壊以降の不況や経営環境の激変の中で、そうした土壌は世の中のほとんどの企業に根付いていると言ってもいい。
これまでのようにメディアが俯瞰でとらえる限り、労働現場の実態は見えない。会社は状況いかんでは事実上、社員を殺してしまうことさえある。また、そのことにほぼ全ての社員が頬かむりをし、見て見ぬふりをするのが現実だ。劣悪な労働現場には、社員を苦しめる「狂気」が存在するのだ。この連載では、理不尽な職場で心や肉体を破壊され、踏みにじられた人々の横顔を浮き彫りにし、彼らが再生していくプロセスにも言及する。転機を迎えた日本の職場が抱える問題点や、あるべき姿とは何か。読者諸氏には、一緒に考えてほしい。
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「悶える職場~踏みにじられた人々の崩壊と再生 吉田典史」の全記事一覧
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