驚きましたね。

ヒロシマ・ナガサキの被爆者救済のために平成6年に作られた「被爆者援護法」は、1ミリシーベルト(おそらく年間)を基準にして決められていたと、厚生労働省が証言しています。

ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆 (朝日文庫)

まっちゃんのぶろぐさんが、貴重な文字起こしを行なっています。

参議院議員・谷岡くにこ氏の発言箇所です。

アメリカの年間積算放射線量は日本より厳しい0.15ミリシーベルトだった|まっちゃんのブログ

20:05秒ごろ

「昨日(2月3日)なんですけど、日本版のチェルノブイリ法案を作んなきゃいけないということで、この前からずっと画策をしていましてね。いよいよ民主党の中で正式に復興PTと原発PTの合同でワーキングチームができました。

~省略~

21:19秒ごろ

『昨日たまたま第1回の事務局の会議をやって、日本の中で被爆ということでできた法律は何があるんだろうと、とりあえず厚生労働省に来てもらって、被爆者援護法を勉強しようということでやったんですよ。

被爆者援護法は今何万人がやってどうのこうのといわれたのでなにを基準としてそういう人たちを決めたのかという話になりました。

なかなか答えない。

厚生労働省「えっとですね。いろんな方がいらっしゃるので」

谷岡氏「だから基準を聞いているんだ」

厚生労働省「基準といっても、基準というものは推測の域を出ますから」

谷岡氏「じゃあ目安でいい」

厚生労働省「実は距離で3.5km、2kmという話がありましたけど、3.5kmにしました。」

谷岡氏「3.5kmという数値が被爆と何らかの関係があって3.5kmになったなら、それが推測のもとの何ミリシーベルトとかあるんでしょ。と何十分もかけて聞き出したんです。」

厚生労働省「1ミリ」

みんな鉛筆を落としたんです。そこにいた議員たちが。1ミリ以上の人達は、あの原爆で被爆したということで今、被爆者援護法の対象になっている。さらに1ミリ以上は被爆させてはいけないということが、平成6年にできた法律の中で規程されている。その前は昭和32年以来ですね。

原爆によって被爆に対する医療費だとか手当だとかずっと積み重ねてきた。これを平成6年に被爆者援護法でまとめた。

その基準というのが3.5kmというのは、1ミリシーベルトの被爆であったと昨日私たちが発見したんですよ。

福島から来た議員なんか「私たち今までなにをやっていたんだ。今までやってきたこと全部違うじゃないか。」」』

ヒロシマ・ナガサキの被爆者援護法は、1ミリシーベルト(おそらく年間か)の被曝を基準に行なっていたという証言ですね。

だけども、福島第一原発事故では、20ミリシーベルト未満の場所に、住民を返そうとしているわけです。

1ミリシーベルト以上の被曝をした人たちに医療費や手当の費用などを補償した場合は、どれくらいの金額になるのでしょうかね。

※あなたはどう思う? 感想をコメントで教えてほしい。

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