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地方
「サケのふるさとの川」で基準の500倍の鉛検出 北海道
2013.8.3 22:50
北海道幕別町を流れる十勝川の支流メン川(全長約4キロ)で国の環境基準値の500倍に当たる鉛が検出され、道は3日、8カ所で水質検査を行うなど原因調査を始めた。
メン川は「サケのふるさとの川」と呼ばれ、上流にあるふ化場から稚魚が放流されている。川沿いに鉛を扱う事業所はなく、不法投棄された物がないか川底も調べる。
道によると、7月29日に雨水が川に流れ込むポイントで水が白濁しているのを職員が発見。国土交通省の水質検査の結果、1リットル当たり0・01ミリグラム以下の環境基準値に対し、5ミリグラムの鉛が今月2日に検出されたという。
メン川では7月10日と同24日にも白濁が見つかっていたが、道は鉛が検知できない簡易検査の結果だけで「問題ない」と判断していた。
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