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〔外為マーケットアイ〕ドル98円前半に下落、短期筋によるロングの投げ続く

2013年 08月 5日 15:31 JST
 
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[東京 5日 ロイター] -

〔外為マーケットアイ〕

<15:28> ドル98円前半に下落、短期筋によるロングの投げ続く

ドルは98.40円付近、欧州勢の参加に伴い一時98.39円付近まで下落した「米雇用統計発表前にロングを膨らませ過ぎた短期筋による投げが続いている」(外銀)という。ドルは米雇用統計発表の1日前の8月1日(97円後半)からほぼ一本調子に上昇し99.95円まで上りつめたが、その後、米雇用統計のうち、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ると急速に下落した。米雇用統計については「労働参加率が下がっていることも気になる」(トレーダー)との声も聞かれた。

短期筋は、FRBによる資産買入れ減額スタートの時期が不透明な間は、ドルロングを膨らませにくい、または、膨らませても短期で手じまう傾向が強くなるとみられている。   

<14:10> ドル98円後半、15日の米国債利払い・償還の円転玉は限定的との見方 

ドルは98.78円付近。98.80円以上の水準では輸出企業のオファーがまとまった規模で並ぶとされドルの上値は重い。個人投資家は依然として逆張りスタンスで、「上がったら売り、下がったら買い」(FX会社)とされる。また、下げ止まる気配を見せない豪ドル/円 については、長期の投資スタンスの個人も多く、混乱は見られないという。

今月15日には米国債の利払い・償還が予定されるが、今年は「そのうち大部分がロール・オーバーされ、円転玉として円高要因になる部分は少ないだろう」(外銀)との見方が出ていた。

<13:42> ドル98円後半、経済落ち着き政治的要因に目が向きやすい

ドルは98.76円付近で上値が重い。7月の米雇用統計を通過した市場では、次第に政治的要因に関心が移りつつあるという。   米国務省は2日、全世界の米国民に向けた渡航警戒情報を出し、国際武装組織アルカイダが今月、中東・北アフリカで攻撃を計画している可能性があるとして注意を呼びかけた。同省は声明で、「テロリストによる攻撃の可能性」があるとし、特に警戒が必要な地域として中東・北アフリカ、アラビア半島を上げた。8月末までにアルカイダと関連組織による攻撃が行われる恐れがあるとの見方を示した。   「世界的に経済が落ち着きをみせているなかで、政治的ファクターに目が向きやすくなっている。ただ、ここに来て、そう大きな変化があったわけではないとみている」とFXプライム取締役の上田真理人氏は言う。

<12:04> ドル98円後半、ドル買い姿勢維持の市場関係者も

ドル/円は98.81円付近。午前は99円ちょうどを挟んで一進一退となった。仲値にかけて輸入企業のドル買いが優勢となったが、総じて商いは閑散だという。

2日に発表された7月米雇用統計では、非農業部門雇用者数の前月比の伸びが16万2000人増となり、市場予想の同18万4000人増に届かなかったが、大手信託銀の関係者は雇用統計自体は「それほど悪くなかった」と指摘。雇用統計後のドル/円の下落歩調は、事前の期待感が強すぎたことによる反動やテロへの警戒が浮上したことが要因だったとした。

米国務省は2日、全世界の米国民に向けた渡航警戒情報を出し、国際武装組織アルカイダが今月、中東・北アフリカで攻撃を計画している可能性があるとして注意を呼びかけた。   前出の関係者は「基本的に、ドル/円に関してはドル買い/円売りでいいと思う」と話す。ただ、8月に入って市場参加者が減少し、今週はドル/円にインパクトを与えるような指標もないため、おおむね98―100円のレンジで推移するとみている。

<10:49> ドル98.90円付近、日経平均下げ幅200円超で圧迫

ドル/円は98.90円付近。東京株式市場では日経平均株価 の下げ幅が200円を上回り、ドル/円が圧迫されている。

<10:37> 豪ドル急落、市場予想下回る豪小売売上高を嫌気

豪ドルが急落。豪ドル/ドル が0.8856ドルまで下落して2010年8月以来の安値を更新した。豪ドル/円 は87.69円まで下げた。6月のオーストラリア小売売上高が前月比変わらずとなり、市場予想(同0.4%増)を下回ったことが嫌気された。

<10:24> 豪ドル/ドル3年ぶり安値圏、イベント続出でポジション取りにくい

豪ドル/ドル は0.8877ドル付近で3年ぶりの安値圏。米10年債利回り がやや上昇しており、主要通貨に対してドルが買い戻されている。

きょうのオーストラリアの6月小売売上高を手始めに、今週は、豪州と中国で重要経済指標が相次いで発表される。明日はオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)理事会が開催される予定で、市場では追加利下げが予想されている。

前週のスティーブンスRBA総裁の発言で豪ドルは下げ基調を強め、「6日の追加利下げは織り込んだ」(外為アナリスト)との声が出ている。ただ、今週はイベントが相次ぐため、一方向にポジションを傾けにくいとの見方が目立っている。

米商品先物取引委員会(CFTC)が2日発表したIMM通貨先物の取組(7月30日までの週)によると、投機筋による豪ドルの売り越し幅は一段と拡大した。7月30日までの週、豪ドルは7万2573枚の売り越し。前週は6万3982枚の売り越しだった。

<09:56> ドル99.13円付近、短期筋がドル買い戻し

ドル/円は99.13円付近。日経平均株価 が下げ渋るなか、短期筋がドルを買い戻しているもよう。輸入企業のドル買いはあまり入っておらず、全般的に商いはかなり薄いという。

あおぞら銀行・市場商品部の諸我晃次長は、今週のドル/円は99円ちょうどを軸にレンジ推移になりそうだとみる。「基本的には底堅い推移とみている。底割れするほどの材料は、今週に関しては出ないと思っている」と話す。

<08:55> ドル98.94円付近、株の大幅安は予想しない向きも

ドル/円は98.94円付近で停滞。

東京時間は日経平均株価 など各国の主要株価指数の値動きが注目ポイントの1つになるが、国内金融機関の関係者は「大きく株価が下落して円高に振れるとは考えにくい」と話す。

前週末の米国市場では、ダウ工業株30種 とS&P総合500種 終値が2日連続で過去最高値を更新した。米雇用統計では非農業部門雇用者数の増加幅が予想を下回ったが、「量的緩和の縮小開始時期の後ずれ観測はリスク資産投資にはプラス」(国内証券)との見方が出ている。

<07:55> きょうの予想レンジはドル98.50―99.50円、リスク回避の円買いは限定的か

ドル/円は98.90円付近、ユーロ/ドルは1.3279ドル付近、ユーロ/円は131.33円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が98.50―99.50円、ユーロ/ドルが1.3220─1.3320ドル、ユーロ/円が130.70―132.00円。

きょうのドル/円について、市場では「7月米雇用統計はそれほど悲観的な数字ではなかった。株価が大きく下落すれば別だが、基本的にはリスク回避の円買いは強まりにくいだろう」(国内金融機関)との声が出ている。

前週末のニューヨーク市場では、ドル/円が急落した。米雇用統計の発表直前まで騰勢を強め、100円回復に迫ったが、米雇用統計のうち、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ると急速に下落した。前出の関係者は、この急落は期待感から大きく水準を戻していたことの反動の要素が大きく、米雇用統計では失業率が改善するなど決して悪い内容ではなかったとしている。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。