| 内容を変更して開く「対馬厳原港まつり」を成功させるため関係者に協力を呼び掛ける山本会長=対馬市商工会厳原支所
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8月3、4両日に対馬市厳原町で開く夏の一大イベント「対馬厳原港まつり」(厳原港まつり振興会主催)の運営委員会議が16日に開かれ、プログラムが決まった。今年は市内から盗まれ韓国で回収された仏像の未返還問題で、名称から「アリラン」を削除、メーンの「朝鮮通信使行列」を中止しており、内容を大幅に変更する。
49回目。例年は初日に子どもみこしで開幕し、2日目に日韓の約400人が市街地を練り歩く朝鮮通信使行列をしていた。
今年はビーチバレー大会や海上保安庁の巡視船の入港セレモニーで開幕。子どもみこしは2日目に移し、60人規模の仮装行列を加えてパレードする。
島の漁師や方言を題材に作った「そびき唄」によるオリジナルの踊りも初披露する予定。振興会はこの踊りを将来的に通信使行列と同様に大人数で参加できる内容に育てたい考え。
打ち上げ花火は前年と同じ約3千発を計画。仕掛け花火をなくし、サイズを大きくする。
会議には地域の代表約40人が出席。振興会の山本博己会長は「(内容の変更で)運営スタッフだけでは人手が足りない。皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。ボランティアスタッフも募集中。問い合わせは同振興会事務局(電0920・52・0452)。