早く着きすぎて、カフェ土空間のランチタイムが始まらないので、第二候補の蕎麦屋「鎌倉」に向かう。
町から少し離れた山の登り口に看板が出ているので、ひたすら急な山道を上っていく。
どうやら山まるごとが店の私有地らしく、カーナビが道を表示しないが、一本道なので迷うことなく駐車場に着いた。
この駐車場から石段を登ると、急に視界が開けて店が現れる。
広い芝生の庭にガーデンチェアとテーブルが置かれ、アチコチにオブジェが点在している。
店内にはこの庭を歩く秋篠宮夫妻の写真が飾ってあるし、皇族が続々と訪れているらしい。
なんとなくレストランにしたいような洋風の造りだが、以前はフレンチを出していたと聞き納得する。
広い蕎麦打ち場の横を抜け、窓の外には一面の緑が広がる座敷に上がる。
昼酒を断念して天せいろをオーダーした。
店名の通りに、鎌倉一茶庵の支店か、あるいは暖簾分けと思えるような蕎麦だ。
食後は店内のあちこちに並んでいる陶器を見て回る。
益子焼は好きでないと言っていた妻だが、またここで物欲に火がつき、秋篠宮殿下の写真の前に置いてある塗りの椀を買ってしまう。
女の物欲は灰になるまで無くなりそうにないのだ。
「鎌倉」 栃木県益子町益子4240-1
0285-72-1101
喫煙可
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