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いわき市で千石船一般公開
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終日にぎわった、みちのく丸の一般公開=1日、いわき市の小名浜港 |
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東日本大震災の犠牲者を慰霊し、被災地の早期復興を願う千石船の復元船「みちのく丸」の船内が1日、福島県いわき市の小名浜港1号埠頭(ふとう)で一般公開され、千人を超える来場者が先人の技と海路を切り開いた偉大な足跡に理解を深めた。
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午前10時の開始前から長い列ができた。船員が帆の張り方や操船方法をはじめ、江戸時代後期から明治時代初期にかけて海運の主力を担った千石船の歴史を説明。いわき海星高の生徒17人が見学者の安全確保や誘導、記念撮影の手伝いなどに当たった。
見学者は県内外から訪れ、終日途切れなかった。郡山市の無職塩田修二さん(63)は「昔の人の技術の高さに驚いた。この巨大な船を操り、航海するとはすごいことだ」と興奮気味に話した。説明役を務めた神奈川大大学院歴史民俗資料学研究科の昆政明特任教授は「これほど集まるとは思わなかった」と関心の高さに手応えを感じながら、対応に当たっていた。
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