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2013年8月1日(木) 東奥日報 ニュース



■ 平均寿命、青森男性ワースト4位

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 平均寿命が短い全国自治体のワースト50位に、本県から男性で4位の青森市(76.5歳)など24市町村、女性で3位の階上町(84.2歳)など11市町村が含まれることが31日、厚生労働省が公表した「2010年市区町村別生命表」で分かった。県内で男性の平均寿命が最も長い十和田市(78.3歳)と青森市との差は1.8年、女性で最も長寿の東北町(86.5歳)と階上町との差は2.3年だった。

 市区町村別の生命表は同省が00年から5年ごとに公表。今回は、10年12月末時点の全国1898市区町村を対象にした。

 県内の市町村で、男性の寿命が長いのは、十和田市のほか八戸市(78.0歳)、つがる市・大間町・風間浦村・新郷村(77.8歳)など。女性は東北町のほか藤崎町(86.4歳)、つがる市(86.3歳)などだった。

 延び幅は男性で板柳町の2.2年が最大。大間町(2.0年)、弘前市・藤崎町(1.9年)と続いた。女性は大鰐町の2.9年が最も大きく、横浜町(1.7年)、三沢市・板柳町・東北町(1.6年)が続いた。

 青森市の男性の平均寿命は前回調査で76.5歳。全国ワースト57位だったが、5年間で延びはなく、今回は同4位に悪化した。

 男性ではほかに東通村が76.5歳(全国ワースト5位)、平川市76.7歳(同7位)、むつ市76.7歳(同8位)、黒石市76.7歳(同9位)と全国ワースト10に5市村が入った。女性では階上町のほか大間町が84.4歳(同5位)、深浦町84.4歳(同6位)となり、男女合わせて県内8市町村が全国ワースト10入りした。

 青森市保健所健康づくり推進課の里村誠司課長は(1)喫煙率が全国を上回っている(2)メタボリック症候群の割合が高い―などの背景を説明した上で「がん、脳卒中、心疾患の3大疾病や生活習慣病で死亡する人の割合が高い」と同市の順位が悪化した理由を説明した。

 三村申吾知事は「厳しい結果となったが、全県的には平均寿命は着実に延びている。健康づくりやがん対策の取り組みを強化したい」とコメントした。

 今年2月、厚労省が発表した都道府県別の平均寿命で本県の男性は77.3歳(全国平均79.6歳)で前回より1.0年、女性85.4歳(同86.4歳)で0.6年寿命が延びたが、男女とも4回連続で全国一の短命となっていた。

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