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2013年7月30日(火) 東奥日報 ニュース



■ 東北電力がCO2削減目標未達成

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 東北電力は29日、販売電力量1キロワット時当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を2008〜12年度の5カ年平均で、90年度実績の0.403キログラムから20%程度削減するとした目標について、実際は90年度比3.2%増の0.416キログラムだったことを明らかにした。東通や女川(宮城県)など自社原発が停止し、化石燃料を扱う火力発電の運転が大幅に増えたことが目標未達成の主因となった。

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 電力業界は、先進国に対し温室効果ガスの排出削減を義務付けた京都議定書に基づきCO2排出量の20%削減を自主設定。東北電力は1キロワット時当たりの排出量を0.322キログラムに低減する目標を掲げていた。

 東北電力によると、08〜10年度は目標数値に近い、1キロワット時当たり0.322〜0.340キログラムで推移したが、11年3月の東日本大震災以降、状況が一変。原発が停止したことに加え、新潟県や福島県の豪雨災害で水力発電所も停止したことから火力発電への依存が強まり、11年度は同0.546キログラム、12年度は同0.560キログラムと大幅な増加に転じた。

 12年度のCO2総排出量は4356万トンで、データを取り始めた1990年度以降最多だった前年度をさらに5.9%上回った。

 東北電力の広報担当者は「原発停止の状況が続いており、運転再開に向けて安全性向上に全力で取り組むとともに、再生可能エネルギーの利用拡大などCO2削減に向け最大限努めたい」などと話した。

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