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福島 特産の桃の収穫が最盛期
8月5日 16時58分

全国有数の桃の産地の福島県で、今、収穫が最盛期を迎え、福島市の選果場では、原発事故のあと行われている放射性物質の検査で安全が確認された桃が次々と出荷されています。

福島県は出荷量が全国で2番目の桃の産地で、福島市では、主力品種の「あかつき」が今、収穫の最盛期を迎えています。
ことしは梅雨が長引き、日照不足の影響が心配されましたが、最近は晴れの日が続き、大きさ、甘さともよくなり、市内の果樹園では、農家の人たちが桃を1つずつもぎ取って収穫していました。
「JA新ふくしま」では、原発事故のあと、出荷する桃を農家ごとに2300余りの検体で放射性物質の検査を行っていて、すべてが国の基準値を大幅に下回り、安全が確認されています。
福島市内の選果場では、収穫された桃を、糖度や大きさごとにセンサーで仕分けたあと、手作業で丁寧に箱に詰めて全国各地に出荷していました。
桃農家の菊田透さん(61)は、「ことしは糖度も十分でとてもいい出来です。桃の1個1個が復興のシンボルとして消費者に届いてほしいです」と話していました。
JA新ふくしまの斎藤隆常務理事は、「ことしの桃は自信を持ってお届けできます。放射性物質の検査ではすべてが検出限界値以下だったので安心して食べてもらいたい」と話していました。

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