HOME > 企業・業界 > 任天堂、苦境深刻化でヤバイ!?
“王者”任天堂、なぜ苦境に?深刻化するソフト不足、開発会社離れ…対応策に懸念の声も
だが、前出と別の業界関係者からは「実績のわからないフリープログラマーにまで門戸を開放したのは泥縄そのもの。その品質を審査する社内態勢も整っておらず、玉石混交で販売現場は混乱するだけ。それ以前に、ソフト開発費の高さの解決策を何も提示していない。これでソフト不足解消は、とても無理」と指摘している。
●オンラインゲームの逆襲
任天堂が家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)を発売して今年で30年。ゲーム機の雄として業界に君臨、「家庭用ゲーム機=ファミコン」のブランド力で、圧倒的な競争優位を保ち続けた名製品が、インターネットの普及でスマホやタブレットで遊ぶソーシャルゲームに市場から追われ、任天堂は右往左往している。
新興ゲームメーカー「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」が開発したスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」はダウンロード数がサービス開始から1年4カ月余りで累計1600万件を突破。ガンホーの時価総額は一時任天堂を上回った。
ゲーム専門誌・書籍出版のエンターブレインによると、12年のオンラインゲーム国内市場規模は4943億円で、過去9年間で10倍に成長、家庭用ゲーム機の市場規模4834億円を追い抜いた。
Wii Uの不振は、たそがれる家庭用ゲーム機市場の象徴といえる。ゲーム業界担当の証券アナリストは「企業寿命30年説に照らせば、ファミコンはまさに寿命が尽きようとしている商材。もはやオンラインゲームを逆襲できる材料はどこにも見当たらない」と断言する。
曲がり角を迎えた任天堂の、今後の動向に注目が集まっている。
(文=福井 晋/フリーライター)
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