かつて政府が作った新幹線ネットワークに含まれております,いわゆる「山陰新幹線」(山陽じゃないですよ!)につきまして,その推進を考える市町村長さんが集まる会議が,今月初めに立ち上げられました.
本会議には,顧問として京都大学の中川先生が参加され,当方としては,当日,皆さんの議論をお伺いするオブザーバーとして参加させていただきました.
こういうインフラ計画を現実につくるかどうかを考えるためには,経済効果,国土構造への影響,地域社会活性化,防災減災効果,総合的国力増進効果等から財源や環境影響等に至るまで,実に様々な論点を考えていかなければなりません.
...が,それを「考え」なければ,絶対に何も起こりません.
新幹線は天から降ってくるわけではないから,です(笑).
だから,考える価値がある,と思われることについては,まずは,全力を賭してでもしっかりと「考える」ことが何よりも大切なわけです.
※ いわゆる,「戦わなければ勝てない」っていうロジックと同じですね(笑).
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6月5日に「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」が設立
中山泰京丹後市長の呼びかけではじまった下関から大阪や北陸までを結ぶ「山陰縦貫・超高速鉄道」の整備促進を目指す市町村会議が砂防会館(東京)で設立総会を開催しました。本会議は2府5県から50の市町村長で構成し、会長には竹内功鳥取市長(鳥取県)、副会長には松浦正敬松江市長(島根県)と松崎晃治小浜市長、幹事兼事務局長には中山泰京丹後市長が就任。昭和の時代から構想が持ち上がっている山陰新幹線に加え、リニアモーターカー整備も視野に入れた活動を展開していくことが確認されました。また、顧問には高速鉄道の研究の第1人者の京都大学大学院教授の中川大(なかがわ・だい)氏が、オブザーバーには同大学教授兼内閣官房参与の藤井聡氏がそれぞれご就任いただくことが決定。竹内功会長からは『まずは声をあげること。大きな一歩を踏み出すことが重要だ』とする力強い決意が述べられました。今後、50年後、100年後の将来的な地域づくりへ向け「山陰縦貫・超高速鉄道の実現」へ向けた県域を越えた横断的な取組がスタートします。
※北近畿タンゴ鉄道は今現在の最重要課題であり、将来にわたって運行維持に努めてまいります。
【企画政策課】
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