サンデー毎日10月7日号で【無残!「骨折マッサージ」 被害報告5年で800件超】という見出しがありました。(記事にもあった外山議員のブログ)
以前のニュースなどでも国家資格を必要としないマッサージ・整体などで骨折被害が約5年間で825件発生しているという下記のような記事が取り上げられています。
マッサージや整体で骨折被害、注意呼びかけ
*15秒のCMが冒頭に流れます
以下http://www.news24.jp/articles/2012/08/02/07210876.htmlより引用
マッサージや整体で骨折などの被害が出ているとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
センターによると、マッサージや整体など器具を使わない施術による被害相談は、07年度以降825件寄せられ、あばらの骨折や神経の損傷などで長期の治療が必要なケースもあるという。
被害相談の約4割は整体やカイロプラクティックなど国家資格のいらない行為で、センターは、情報収集して症状にあった施術を選び、施術後何か症状が出た場合は速やかに受診するよう呼びかけている。
あばらの骨折や神経の損傷などで長期の治療が必要なケースもあるという。
以下、国民生活センターHPから引用
健康保持や疾病の予防・治療の目的で、マッサージ、指圧、整体、カイロプラクティックなど、施術者の手技による医業類似行為が広く利用されている。
一方、PIO-NETには、整体やマッサージ等、器具を使用しない手技による医業類似行為を受けて危害が発生したという相談が2007年度以降の約5年間で825件寄せられており、件数は増加傾向にある。
手技による医業類似行為のうち、あん摩マッサージ指圧や柔道整復については法的な資格制度があるが、
整体やカイロ
プラクティック等と呼ばれるその他の手技による医業類似行為については法的資格制度がないため、施術者の技術水準や施術方法等がばらばらであると指摘され
ている。
そこで、健康維持や身体症状の改善等を目的とする、器具を使用しない手技による医業類似行為を受けて危害が発生したという相談情報を分析し、情報提供することとした。
相談の概要
- 「整体」や「カイロプラクティック」など、法的な資格制度がない施術を受けて危害が発生したと明確に判別できる相談が少なくとも4割以上を占め、法的な資格制度に基づく施術の相談に比べて多いと考えられた。
- 危害程度の回答があった640件のうち498件(77.8%)は危害発生後に医療機関を受診していた。
- 危害部位は、腰部・臀部(でんぶ)や首、胸部・背部が多かった。
- 危害内容は、神経・脊髄の損傷、骨折、擦過傷・挫傷・打撲傷の順で多かった。
主な事例
- ★指圧・マッサージ店で全身の指圧マッサージを受けたところ肋軟骨(ろくなんこつ)を骨折した★
- 全身の指圧マッサージを1時間半受けた。終了直前にブキッと音がして息をつけない痛みを感じたが、1~2分で通常に戻ったので激痛があったことを言わず帰宅した。
- その夜発熱し痛みが出たため整形外科を受診したら肋軟骨骨折で加療に1カ月を要すると診断された。
★遺伝性狭窄(きょうさく)症である旨を伝えてマッサージを受け、症状が悪化した★
遺伝性狭窄症で腰痛に悩んでいた。腰痛不眠症改善という情報誌を見てマッサージを受けた。
背骨の曲がったところを強く押され、腰や脚に激しい痛みと痺れ、引き攣れが起こった。
脊椎専門の病院で治療を受けたところ、以前の状態に治るまでに3カ月程かかると言われた。