ツイッターは3日、著名人などに対する脅迫行為を受けて、特定の対象への脅迫や攻撃的な書き込みを禁止することを明確にした利用規約に変更したと発表した。
同社はまた、アンドロイド向けのアプリケーションや「Twitter.com」で、不正な書き込みを通報するためのボタンを9月末までにツイート画面に追加する。
ツイッター社員のデル・ハービイ、トニー・ワン両氏は投稿で「過去1週間にわたって、サービスをいかに向上できるか意見をもらった」とし、「ルールをさらに明確にすること、不正行為の通報を簡単にすること、責任のあるツイッター利用を促す、という意見があった」と述べた。
ことの発端は、英中央銀行のイングランド銀行が先月、10ポンド紙幣の意匠に女性作家ジェーン・オースティンの肖像を採用すると決定した際、女性肖像の採用運動を展開していたフェミニスト活動家のキャロライン・クリアド=ペレズ氏に対するレイプ脅迫などがツイッター上で書き込まれたことだ。
さらに、クリアド=ペレズ氏に関する記事を執筆した女性記者に対する爆発物の脅迫も相次いでいた。
クリアド=ペレズ氏にとって当初のツイッターの対応は不十分で、問題はさらに広がり、英労働党の「影の内閣」で内務相を務めるイベット・クーパー氏が激しくツイッターを批判するに至った。
発言の自由をめぐる問題はツイッターにとって特にセンシティブな分野だ。ツイッターは、一般ユーザーが公に発信する場を提供しつつ、発言内容についての干渉は最低限であることを大きな価値だと考えてきた。
ツイッター社は「ツイッターがユーザーにとって安全な場所であることを約束する」と述べた。
Hello
Your question to the Journal Community Your comments on articles will show your real name and not a username.Why?
Create a Journal Community profile to avoid this message in the future. (As a member you agree to use your real name when participating in the Journal Community)