打球を追った中井のグラブに当たり、右前へ。中井はこのプレーで負傷【拡大】
6-0とした七回にも左前打を放ち、今季24度目のマルチ安打も記録。6点リードの九回には一死一、三塁から右犠飛を打ち上げ、トドメ。2打点を挙げ、通算打点を歴代37位タイの「1019」とし、ミスタータイガースとして知られる阪神OBの掛布雅之に並んだ。
結果を出すには積み重ねが重要だ。日々、その日の状態に合わせ、練習内容も変えている。フリー打撃前のティー打撃は、軸回転を意識して行うときもあれば、思い切り力を入れて打つときもある。「その日の気分。たいしたことではないよ」と話すが、自らの状態を見極め、最適な方法でコンディションを整えている。勝利を呼ぶ一打のため、努力は怠らない。
「一戦一戦やるしかない」。ひとまず、敵地で巨人のマジック点灯は阻止した。もちろん、一安心なんてできない。調子を再び上げてきた新井がGの野望を打ち砕く。(西垣戸 理大)
データBOX
◎…新井は今季の巨人戦17試合で68打数22安打5本塁打15打点、打率・324。ヤクルト戦の打率・405に次ぐ好成績を残している
◎…またD1位・藤浪が先発した試合では14試合で46打数19安打2本塁打9打点、打率・413。ルーキーを援護している
(紙面から)