「いつも通り、センター返しでいきました。これからも、それを続けていくだけです」
得点圏打率は・267だが、勝負強さが光る2番打者に成長した。一回無死一塁でも無難に投前に転がし、リーグトップタイとなる今季27個目の犠打。先制点をサポートした。
25歳の若き職人は初タイトルも手にした。NPBが勝利に最も貢献した選手を表彰する「ジョージア魂賞」の第6回(6月下期)を受賞。賞金30万円とジョージア製品1年分をゲットした。走攻守3拍子そろった生え抜きの力が全国区でようやく認められた。
7月中旬にはバントを試みた際に右中指を負傷したが、7月26日のDeNA戦(甲子園)からスタメン復帰。もう痛みもない。三回の中前打も含めてマルチ安打。七回には二盗も決めた。打って走って…。大和がチームを再び勢いづける。
(紙面から)