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最終更新:2013年8月5日(月) 3時8分

消火訓練の火が飛び散る、児童ら10人重軽傷

 4日朝早く、滋賀県東近江市で行われた消火訓練で、エタノールをつぎ足したところ、突然、火が飛び散り、児童ら10人が全身やけどなどの重軽傷を負いました。

 4日午前6時半ごろ、東近江市のグラウンドで行われていた自治会の消火訓練で、地元の消防団員が燃料皿にエタノールをつぎ足したところ、突然、周りに火が飛び散ったということです。

 「爆発はしたかもしれない」
 「大きな音がした」
 「ボーンと音がしました。炎がバッと上がりましたよ。(火の側にいた人は)煙で真っ黒になっていた」(参加者)

 訓練には、消防団員3人や、地元の小学生らおよそ150人が参加していて、消防団員の男性(50)と、8歳と6歳の小学生の女の子が全身やけどで重傷、7歳から70歳までの男女7人も軽いやけどをしました。

 警察は、弱まった火の勢いを増そうとして、エタノールをつぎ足したとみていますが、消防団は「火が消えているのを確認したつもりだった」と話しています。

 「(今回のようなことは)今までなかったし、想定をしていなかった」(東近江市消防団 植田藤男団長)

 警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、やけどをした団員から話を聴き、エタノールをつぎ足した経緯などを調べる方針です。(04日23:06)

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