�� アンテナは地震・天災・故障に強い！
「アンテナは地震に強いんやなぁ」
■ケーブルテレビは１５秒の激震で壊滅した！
市役所に「阪神・淡路大震災の災害対策本部」が出来て駆けつけると、
市営住宅の共聴アンテナの被害調査を命じられ、担当職員と道路事情の
悪い中を駆け回った。
駆け回ったのですが、・・・調査は、スグに終了しました。
何故なら、人の住める住宅団地のアンテナは停電の回復と同時に、元気
いっぱい正常にテレビ放送を受信していました。
■ケーブルテレビ会社社員はアンテナ屋に変身！
阪神大震災は都市直下型大震災にもかかわらず「電気」の復旧は早かっ
た。
特に電力会社の災害復旧パワーは自衛隊をしのぐものがありました。
当時、開局して間もないＣＡＴＶ局『こうべケーブルビジョン』はピカピ
カの新品のまま火災に包まれ、壊滅的な被害に茫然自失となった！
手の付けられない施設の惨状に『こうべケーブルビジョン』は「復旧」を
あきらめ、マンションや避難所に「臨時のアンテナ」を取り付けて回りま
した。
「アンテナ不要！」のケーブルＴＶ会社がアンテナを取り付けて廻るとい
う奇妙な光景となりました。
電力が復旧すると、「早くテレビを映せ！」の催促が殺到し、『こうべ
ケーブルビジョン』は機能不全に陥りました。
ケーブルテレビの開局早々に加入し、すでに屋根のアンテナを処分した家
庭は途方に暮れました。
■災害時はアンテナに頼るしかない！
して救援に
「災害時はアンテナに頼るしかないでしょう」と声をかけると、
「無言」で立ち去って行きました。
ケーブルＴＶ会社の重役が市役所に乗り込み、真っ赤な顔で「金を出せ！
」と恫喝しました。
震災のドサクサにまぎれての１０億円の要求でした。
、市役所としても「関わりは無い」とは言えない！
ケーブルテレビの復旧には「市民の税金」が投入されました。
団地や、マンションの屋上で「く」の字型に折れ曲がった避雷針を多く見
ましたので、地震の激しい振動を想像させられましたが、どこのアンテナ
もマストが折れ曲がる事も無く、アンテナは無傷でした。
屋上のアンテナが健在なら『情報』はお茶の間のテレビまで最短距離で伝
送され、「確実」にテレビは映ります。
シンプルな構造のアンテナは「災害」や「故障」に強い！
「電気が来てから、ずっとニュースを見ていました！」
お伺いした住宅の方の言葉です。
電話が不通になり、携帯もダメ、総ての交通も止まった情報途絶の都市で
テレビからの『情報』は家庭まで届いていたのです。
各地からの救援を伝えるテレビの映像に見入る人々を見て、ホッとしたの
か市役所の担当者は「アンテナは地震に強いんやなぁ」そう言って、以後
の調査は早々に終了してしまいました。
■ＣＡＴＶ・光ファバーは長い線路網が「弱点」で崩壊した！
一歩外に出て、路上に垂れ下がったケーブルや、焼け落ちて、いまだに
「プスプス」と煙を噴き出すＣＡＴＶアンプを見た時、「本当の文明の発
展とは、一体何なんだろう？」と、考えてしまいました。
人間は自然災害を軽視し、ケーブルテレビなどという脆弱な物を新時代の
「夢のインフラ」として普及させたのです。
巨大システムの「ケーブルテレビ」は長い線路構造が「弱点」になり、市
内各所で断線し、肝心な時に「永い眠り」に陥ってしまいました。
来る日も、来る日も「ノイズだけの映像」になり、テレビはタダの「箱」
です。
地震国日本で「ケーブルテレビ」や、「光ファイバー」に依存する文明は
危ない！
ケーブルＴＶも、ＮＴＴのフレッツ光、関西電力のｅｏ光も「電柱倒壊」
で断線すれば「情報の全滅」です。
■電話も、インターネットも、テレビもダウン！
災害の前にはケーブルも、光ファイバーも「蜘蛛の糸」ほどに弱い！
「断線」で電話も、携帯も、インターネットも、テレビまでもが一斉に止
まってしまえば「情報の全滅」になってしまいます。
今総務省や、孫正義氏が煽る「放送と通信の融合」「光の道構想」は「情
報の全滅」を招く危険性が潜んでいることを知るべきだ！
落雷はCATVの天敵 テレビも、電話も、ネットもダウン!
その為に「弱点」が広域に露出した線路網に依存するＣＡＴＶや、光フ
ァイバーへの一元化は危ない！
福島原発事故の「全電源喪失」ような恐怖は避けなくてはなりません。
線路に依存しない電波メディアのアンテナは、災害時は信頼出来る情報手
段です！
「放送」と「通信」は融合せず、並立した「補完関係」が望ましい！
■アンテナは「防災」の為にも重要なインフラです！
「近い！」と予想される、「東京直下地震」に対してケーブルＴＶも、
ＮＴＴの光ファイバーも「蜘蛛の糸」のようにか弱い！
線路網が崩壊すれば「情報の全滅」を招き、日本の首都・東京は麻痺する。
線路に依存しない「無線電波」は災害時において、頼れる情報手段です。
首都東京の防災のためにも「東京スカイツリー」の完成を歓迎したい！
コンパクトな「地デジアンテナ」があれば「情報」は家庭にやって来ます。
アンテナはシンプルで、確実な、基礎的防災インフラです！
東京スカイツリーから放送電波が発射され、首都圏の家庭１６００万世帯
にアンテナの復活する日を心待ちにしたい。
テレビ電波塔は「陸上の灯台」です。
http://www.tokyo-skytree.jp/
■ 被災地にいち早くテレビ電波を届けたのはアンテナ！
情報遮断の災害の町において「テレビの力」は大きい。
「阪神大地震」の時は、焼け野原の中に一軒の「酒屋」が開店し、復興作
業で疲れた人々がコップ酒を酌み交わす「憩いの場」が出来ました。
ところが、店のテレビはケーブルが途中の火災で焼けて、電波は止まった
ままです。
「テレビが見たい！」の一心で、客がガレキの中から拾ってきたアンテナ
を駐車場のフェンスに縛り付け、テレビ電波をキャッチ！
殺風景な酒屋にテレビの映像と、音が戻ってきました♪
被災地にいち早くテレビ電波を届けたのはアンテナでした。
ケーブルテレビが復旧したのは、地震から１年以上過ぎた後の事です。
変わり果てた神戸の町の映像にみんなは絶句しましたが、その反面、全国
からの「励まし」や「救援」のニュースを見て安堵しました。
「テレビの力」は大きい！
テレビを囲んで笑顔が戻り、笑い声も戻りました。
今でも忘れられない光景です。
「テレビはアンテナで見る」という「本来の姿」こそ正統です。
災害や、故障に強いアンテナという「情報手段」を大切にするべき、と訴
えます。
震度７、戦後最大の都市直下型巨大地震に遭遇し、震災の荒野に立って、
ケーブルテレビの壊滅的な被害を目の当たりにした技術者として、喉が裂
ける想いで訴えます。
再度、下記の映像を見ていただきたい！
「アンテナハウス」ホーム へ！