一目均衡表から周期を抽出する♪
テーマ:オリジナル解析手法公開フーリエ解析や独自の周期分析など周期にまつわるネタ
を多数扱っておりますw
参考① ⇒ フーリエ解析を理解する
参考② ⇒ 周期とストラテジの堅牢性
で、
誰にでもできそうで、
効果ありそうな周期の抽出方法
はないのか~?
ヽ(`Д´)ノ
と問い詰められそうなので、どこまで効果が持続するかは
わかりませんが、オリジナル周期抽出方法を完全公開♪
けど、周波数分析に用いている解析手法とは違うので
悪しからず ( p_q)
【一目均衡表から周期を抽出する】
一目均衡表って、
基準線 (チャート赤線)
転換線 (チャート青線)
がありますよね?
その線がクロスするポイントって1波動の終了っぽく
みえないです??
てことで、下記のように定義してみました~
転換・基準線がクロス
⇒現周期のカウント開始
⇒前周期の確定
イメージ的には下図のような感じ。
で、現周期はカウント途中で使えないので、
現在の周期を
前回の周期(クロス前までにカウントしていた周期の最終値)
に近似してみたらどうか
って使い方をしてみます。
周期として効果があるかはバックテストによって確認しますが、その
テスト内容は下記参照先をそのまま使いますw
参照先 ⇒ 周期とストラテジの堅牢性
バックテストの結果は以下より♪
【例題ストラテジ (・∀・)】
採用周期によって算出される移動平均線と標準偏差による
ストラテジを例題ストラテジとします。詳細は下図と下記項目参照
★Short
現在値がNバー移動平均線より↑かつ、
1標準偏差より離れている
かつ2標準偏差よりは離れていない
★Long
現在値がNバー移動平均線より↓かつ、
1標準偏差より離れている
かつ2標準偏差よりは離れていない
★利食い
Nバー移動平均線と終値ベースでクロスした場合決済する
★ロスカット
2標準偏差より離れた場合決済する
★採用期間
2000年1月2日 ~ 2011年6月1日
計算区間として500バーを使用してます
【一目均衡表から抽出した周期によるパフォーマンス】
固定周期(20バー)に対して改善した項目が多数ありますね~
エクイティカーブを見れば一目瞭然なので、一目均衡表から
抽出した周期は効果がある可能性がありそうですね (・ω・)b
【なぜ一目均衡表からの周期は使えるのか?】
ぶっちゃけ不明ですw
確かにテクニカル分析の中でデフォルトのままでも分析効果
がある唯一の手法が一目均衡表なんですよねえ。機械があ
れば一目均衡表の効果を検証したいですが、
とりあえず一目均衡表には何かがある ∑(゚Д゚)
ということです。
ひょっとかしたら、フーリエ解析によってパワースペクトルを
求めて、主要周期2本のクロスからも変動周期が求められる
かもしれません。主要周期から周期を求めるって変な話し
ですけどw
テクニックの1つとしてお試しあれ~ (*゜▽゜ノノ゛☆
【一目均衡表からの周期抽出記述】
売買条件とトリガーは参照先と同一ね♪
余分な計算も含んでいるけど、まあおまけってことでw
//変数宣言
Inputs:
Turning(9),Standard(26),Delayed(52);
Vars:
StdLine(0),TurnLine(0),Span1(0),SPan2(0),
Cyclecount(0),LastCycle(0),BeforeCycle(0),
MA1(0),Pricepoint(0);
//一目均衡表の計算
{Ichimoku Setting*****************************************************************}
StdLine = (Highest(High , Standard) + Lowest(Low , Standard)) / 2;
TurnLine = (Highest(High , Turning) + Lowest(Low , Turning)) / 2;
Span1 = (StdLine + TurnLine) / 2;
Span2 = (Highest(High , Delayed) + Lowest(Low , Delayed)) / 2;
//基準線と転換線のクロス監視と周期カウント&前周期確定
condition99=(StdLine crosses over TurnLine or StdLine crosses under TurnLine);
If condition99 then begin
Cyclecount=1;
LastCycle=Cyclecount[1];
BeforeCycle=LastCycle[1];
end;
If condition99=False then Cyclecount=Cyclecount[1]+1;
If LastCycle<>0 then begin
MA1=Average(close,LastCycle);
Pricepoint=absvalue(StdDev(close,LastCycle)*2);
end;
//売買条件とトリガー
If Pricepoint<>0 then begin
condition1=((close-MA1)<Pricepoint and (close-MA1)>Pricepoint/2);
condition2=((close-MA1)>-Pricepoint and (close-MA1)<-Pricepoint/2);
If condition1 then sellshort this bar on close;
If condition2 then buy this bar on close;
end;
If marketposition=1 and close crosses over MA1 then sell this bar on close;
If marketposition=-1 and close crosses under MA1 then buytocover this bar on close;
If marketposition=1 and (close-MA1)<-Pricepoint then sell this bar on close;
If marketposition=-1 and (close-MA1)>Pricepoint then buytocover this bar on close;
1 ■PFが
安定している資産曲線のわりにプロフィットファクターが低いように感じます。
この資産曲線なら1.3以上あるように思えるのですが。
平均勝ち/負けの単位もかなり小さい値になってますが、売買ロットが小さいのですかね?