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福島 避難区域でペンション宿泊再開
8月4日 6時55分

福島 避難区域でペンション宿泊再開
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原発事故の避難区域の中で除染が最も早く終わった福島県田村市の都路地区で、民間のペンションが3日夜、一般客向けの営業を初めて再開しました。

福島県田村市の都路地区は国による除染が最も早く終わり、避難区域の解除に向けた検討が進められていて、今月から3か月間、自宅の清掃など帰還に向けた準備をしてもらうため、地区での宿泊が特別に認められています。
これに併せて宿泊施設も再開できるようになり、地区にある民間のペンションが3日、初めて営業を再開し、早速、関東地方から都路地区にボランティアに来た4人が宿泊しました。
このペンションではこれまで国の関係者が泊まるケースはありましたが、一般客は宿泊が認められていませんでした。
今後は予約を入れれば、ペンションが国に申請すると一般の客でも宿泊できるということです。
宿泊した人たちは「つい先日まで宿泊先が決まっていなかったので、泊まることができてよかったです」と話していました。
ペンションを経営する呑田理美子さんは「久しぶりのお客様を迎えることができてうれしいです。復興へ向けて大きな前進です」と話していました。
ただ、今回の特別宿泊では、先月31日現在で対象の2割の世帯しか申請を済ませておらず、地区の住民の中には放射線量への不安がぬぐえないなどとして、避難指示の解除に向けた動きを疑問視する声もあります。

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