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鴨下環境相が垳川を視察 (2007/11/21)



 鴨下一郎環境相が21日、足立区神明の垳川周辺を訪れ、水環境の現状などを視察した。

 近隣の田畑に水を引くために開削された垳川は、綾瀬川と中川にはさまれているものの現在は合流しておらず、ため池のような状況になっている。生活排水やゴミの投棄などによる汚濁が問題となっており、地域住民らが自発的に浄化活動に励んでいる。

 鴨下環境相はこの日、近藤やよい足立区長らとともに垳川の親水通りを歩き、隣接する浄化施設から滝のように水が落ちる平成泉橋のウォーターカーテンや、閉鎖された旧小溜井排水場などを視察した。

 また視察後は第十三中学校で、垳川の浄化活動に取り組む小中学生や市民グループとの懇談会で、地域住民の声に耳を傾けた。

 垳川での浄化活動は、ヘドロを分解し、悪臭を防ぐ作用があるという「EM菌」を含んだ団子の投入が主となっている。

 活動報告を行った六木小学校の6年生児童は「川を汚しているのは家庭排水やゴミのポイ捨てです。垳川をきれいな遊べる川にするために、ご協力をお願いします」と聴衆に呼びかけた。

 鴨下環境相は地域住民らの発表を受け「水や空気をきれいにして、次の世代に美しい自然を残していくためにも、みなさんの思いを反映していきたい」と述べた。

 また近藤区長は、垳川周辺の自然再生のためには、旧小溜井排水場を浄化施設として活用することが必要と提言。整備のためには地域住民と区、都、国との連携が欠かせないとして、鴨下環境相に協力を要請した。


(写真:垳川を視察した鴨下環境相)

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