八潮市との県境を流れる垳川をきれいにしようと、地域住民らが2年前から取り組んでいる「ジャブジャブ大作戦」が今年も活動開始した。26日午前、垳川の西側にある小溜井排水場に約80人が集まりEM団子作りを行った。EM団子は、ヘドロを分解するEM菌と土を丸めて作ったもので、この大作戦の主な活動となっている。3年目ということもあり、この日は3500個があっという間に出来上がった。これを2週間ほど発酵させ7月10日に川へ投げ込む。
この大作戦の今年のテーマは「自然豊かながけ川と暮らしたい」。EM団子、空芯菜は例年どおり行っていくが、新しい企画として「がけ川・夢未来予想図」を作成する。河川改修のデザインを提案し、みんながイメージを共有し、これからの垳川に対する役割分担を明確にしていこうというもの。また、今年の目玉企画は「葦舟」。水質を浄化する葦とロープを使い舟を製作、垳川に浮かべる。冒険家・石川仁さん(カムナ葦舟プロジェクト)が、ペルー・チチカカ湖の部族から学んだ手法を紹介してくれる。葦舟づくりは8月20日・21日の両日、小溜井排水場で。
この事業は、足立区のまちづくりトラストの助成を受けている。その最終年度となる。◎写真(右上)=手馴れた手つきでEM団子を作る。写真(左下)=出来上がったEM団子は2週間発酵させる。 |
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