岩手のニュース

高校生海女の素潜り実演 久慈・小袖海岸でフェス

大勢の観光客で沸いた素潜り実演

 岩手県久慈市の小袖海岸で4日、「北限の海女フェスティバル」(実行委主催)が3年ぶりに開かれた。東日本大震災の影響で2011年、12年は規模を縮小した「小袖海女っこ市」を開催。ことしはNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の追い風も受け、震災前以上の盛況となった。
 海女の素潜り実演では高校生らがウニを採って見せた。拍手とともに「すごいすごい」「こんなふうに採るんだ」などと歓声が沸いた。仙台市泉区から夫婦で訪れた会社員和田健さん(41)は「ドラマと同じ風景に感激。ウニもカニ汁もおいしい」と笑顔で話した。
 会場では、網でウニをすくうなどのイベントが3年ぶりに復活。ウニの格安販売には長蛇の列ができ、来場者は新鮮な身をほおばった。実行委によると、昨年の3倍の約5000人が訪れた。
 久慈市の山内隆文市長は「震災で心折れることなく前に進んできたことが、きょうの復活につながった。とてもうれしい」と話した。


2013年08月05日月曜日


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