H2B:打ち上げ成功…こうのとり軌道に

毎日新聞 2013年08月04日 04時54分(最終更新 08月04日 05時50分)

打ち上げに成功したH2Bロケット=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2013年8月4日午前4時48分、三村政司撮影
打ち上げに成功したH2Bロケット=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2013年8月4日午前4時48分、三村政司撮影

 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける無人補給機HTV(愛称・こうのとり)4号機を搭載した国産大型ロケット「H2B」4号機は4日午前4時48分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後、こうのとりは予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。こうのとりは9日に高度約400キロでISSに到着し、10日にドッキングする予定。

 未明の空を、南東に向かってごう音と光を放ちながら全長56メートルのH2Bが消えていった。

 H2Bは、H2Aと並ぶ日本の主力ロケット。こうのとりの搭載を主目的に開発され、2009年9月に1号機が打ち上げられた。過去3回の成功を受け、今回から、打ち上げ事業を宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、製造元の三菱重工業に移管していた。

 こうのとりには、▽ISSに滞在する宇宙飛行士の食料や衣類▽超小型人工衛星4基▽日本実験棟「きぼう」で使用する冷蔵・冷凍庫▽日本語で会話できるヒト型ロボット「キロボ」−−など計5.4トンを搭載した。

 こうのとりは、ISSで使用済みとなった廃棄物を積んだまま9月7日ごろ、大気圏に再突入して燃え尽きる予定。今回は初の試みとして、役目を終えた大型実験装置の廃棄も行う。

 H2Bの打ち上げは、4回連続の成功。JAXAはこうのとりを7号機まで開発し、年1回のペースで打ち上げる計画。【津島史人、斎藤有香】

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