東日本大震災で崩壊した陶芸の「登り窯」を復活させるプロジェクトが白鷹町深山地区で進んでいる。5千個のれんがを再利用し、古い窯を復元する計画で、携わる人たちは「窯に再び火を入れ、地域おこしを」と夢をふくらませている。
カンカンカン。山あいののどかな集落に金づちでノミをたたく音が響く。深山和紙で知られる白鷹町深山地区。深山焼の陶芸工房「深山工房つち団子」で7月、ボランティア約10人が、耐火れんがに張り付いたモルタルを一つひとつ丁寧にはがす作業に汗を流していた。
れんがはかつて、工房近くの山の斜面にあった長さ9メートルの登り窯で使われていた。深山焼は江戸時代に上杉鷹山が殖産のために興した成島焼の流れをくむとされる。江戸末期に途絶えたが、戦後になって復活。登り窯も昭和50年代に造られた。
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