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復興大使派遣スタート 久留米で感謝、決意伝える

 福島民報社の平成25年度「うつくしま復興大使」の国内派遣が3日、始まった。第一陣の福岡・熊本班が同日、郡山市と姉妹都市になっている福岡県久留米市を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の支援に対する感謝と再生・復興への決意を伝えた。
 福岡・熊本班のメンバーは福島民報社復興戦略本部担当の矢森真人常務・広告局長をはじめ、復興大使の渡辺さくらさん(12)=福島市、松陵中一年=、井戸川みな美さん(15)=双葉町、磐城高一年=、増子光希さん(17)=郡山市、郡山高三年=。24年度復興大使の藤田浩志さん(34)=郡山市、農業=が同行した。県から村田文雄副知事らが一緒に訪れた。
 久留米市役所で、矢森常務・広告局長が楢原利則市長に対し、本県の現状や復興大使派遣の趣旨などを説明した。渡辺さんら復興大使がそれぞれ「若い力で古里の復興を支えたい」などと自らの思いを伝え、事業のシンボルになっている起き上がり小法師(こぼし)や本紙の復興大使別刷り特集などを手渡した。席上、佐藤雄平知事と品川萬里(まさと)郡山市長からの親書を手渡した。
 一行は引き続き4日に開かれる「水の祭典 久留米まつり」の前夜祭に出席した。キビタンと共にステージに上がり、村田副知事が「これからも福島を応援してほしい」と呼び掛けた。本県の元気なイメージを全国に発信する5人組ユニット「チームキビタン」がパフォーマンスを繰り広げた。4日は久留米まつりのパレードに参加する。5日、福岡、熊本両市役所などを手分けして訪問し、帰福する。
 復興大使の派遣は福島民報社の復興戦略事業の一環で昨年に続き2回目。今年度は県の「ふくしまから はじめよう。」プロジェクトにも盛り込まれた。

■うつくしま復興大使 福岡・熊本班(敬称略)
 渡辺 さくら(12) 福島市、松陵中1年
 井戸川みな美(15) 双葉町、磐城高1年
 増子  光希(17) 郡山市、郡山高3年

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「水の祭典 久留米まつり」の前夜祭で市民に手を振り、元気をアピールする(左から)矢森常務、藤田さん、村田副知事、井戸川さん、増子さん、渡辺さん
「水の祭典 久留米まつり」の前夜祭で市民に手を振り、元気をアピールする(左から)矢森常務、藤田さん、村田副知事、井戸川さん、増子さん、渡辺さん

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