国際主権主張の新たな手口か 冒険家がヨットで領海侵入 中国 尖閣周辺海域+(2/2ページ)(2013.8.4 22:57

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主権主張の新たな手口か 冒険家がヨットで領海侵入 中国 尖閣周辺海域

2013.8.4 22:57 (2/2ページ)
尖閣諸島周辺の領海に侵入したヨット。中国国旗を掲げていた=3日午後5時半、久場島北西41キロメートル(第11管区海上保安本部提供)

尖閣諸島周辺の領海に侵入したヨット。中国国旗を掲げていた=3日午後5時半、久場島北西41キロメートル(第11管区海上保安本部提供)

 尖閣の奪還を主張する中国の団体「中国民間保釣連合会」のホームページによれば、中国海警局の船が●氏にインターネットの無線接続サービスを提供したという。

 ●氏は山東省出身。2007年1月から09年8月まで、中国人として初めて無動力ヨットで世界一周の航海を行った人物だ。画家としても有名で、大学生ら若者の間で高い人気がある。

 中国政府はこれまで、国内の民間人に対し尖閣諸島への接近を規制してきた経緯があり、●氏の日本領海侵入は当局の許可を受けたものである可能性が高い。背景には日本と国際社会の反応を探る狙いがあるとみられる。

 中国国家測量地理情報局の高官が今春、中国メディアに対し、海軍と合同で尖閣周辺海域を調査すると示唆していることから、北京の反日活動家は「今回のヨットでの調査は、政府の正式調査の下準備である可能性がある」と話している。

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