6月にヨットで太平洋横断中に遭難し、救助された辛坊治郎キャスター(57)が3日、読売テレビの朝の情報番組「ウェークアップ!ぷらす」(土曜朝8時~)でテレビ復帰した。
辛坊氏はヨット脱出の際、船内に設置された定点カメラ4台から映像を記録したSDカードを回収。その映像を解析し、クジラとの衝突事故が不可避なものであったことも判明した。生放送終了後に同局内で会見した辛坊氏は「本当に死ぬと思った」と事故当時を振り返った。
しかし、一方で救出時に「“どのツラ下げて”という思いはある」と話していた再チャレンジについて、「もう一度やって失敗してSOSを出して助けてもらうのはあり得ない。次、行って失敗したら絶対にどこにも連絡しないで静かに死ぬという覚悟がないと。そこまでの覚悟をして行くのかと言われれば…行くような気がします。次はこっそり行きます」と言い切った。
仕事や再挑戦に意欲的になった理由は事故の原因がクジラと判明したことと、救助にあたった「海上自衛隊岩国第71航空隊」の隊員からの一言だったという。「(同局の討論番組のたかじんのそこまで言って)委員会のファンと言われた。手を握られて“頑張ってください”と言われたらやめるわけにはいかない」と表情を引き締めた。
また、活動を自粛している間は、中国との領土問題を抱える国をめぐって現地の人に話を聞いたり、「――71航空隊」を訪れて直接、事故の経緯などを話し、謝辞も述べたという。また、事故で海上保安庁の傘下の社団法人「日本水難救済会」、通称青い羽募金の存在を知ったという。今回の会見でも青い羽を付けていた辛坊氏は、募金したことを明かした。関係者によると募金額は500万円だったという。
今回の事故の救助のためには1000万円もの税金が投入されたとも言われるが、辛坊氏は「命をかけて2人を救ってくれた人に接している。あのみなさんにお金を払うとか、それを金額にするという発想自体が違うと思います。皆さまの税金で助けていただきましたので、国民としての義務を果たして、しっかり納税していく。私のできることは少なくとも、そういうことなんではないかと考えております」と費用を負担すべきだというネット上の意見に反論した。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。